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立法院で開かれた記者会見(大紀元)

中国当局、台湾に真相伝え活動の禁止を要求

 【大紀元日本6月29日】台湾の新しく誕生した馬英九政権が両岸の交流を積極的に進め、7月から毎日3千人の中国観光客を受け入れる運びとなった。中国当局が台湾に対し各観光地で法輪功とチベット独立の情報が現れないことを要求したことが判明、それに対し、台湾各界は台湾の自由・民主の価値を守るよう馬英九政権に求めている。

 情報によると、今回の中国観光客の大量受け入れについて、中国当局は台湾政府にいくつかの要求を提示した。その中、「政治的介入の排除」が含まれている。即ち、中国人観光客がよく訪れる場所と観光名所で、法輪功とチベット独立に関連する活動を排除するという。

 それについて、立法院(日本の国会に相当)の頼清徳・委員は6月27日、立法院で記者会見を開き、各方面の代表がこの問題に関する見解を示した。同委員は、法輪功が中国当局に迫害されているのは事実であり、生きたまま臓器摘出されるのも事実であると強調し、「法輪功迫害真相調査連盟」(略称・CIPFG)のアジア調査団の団長として、これからも中国当局に対し、国内での臓器狩りの独立調査を求めていくほか、台湾の法輪功学習者の各観光名所で中国人向けの迫害真相説明の権利を断じて守っていくと語った。

 法輪功は無料伝授の中国伝統の気功健康法であり、同時にその学習者は「真・善・忍」の理念に従い自らを律し、より良い人になることも要求されている。中国国内では当初、1億人の愛好者がいたと伝えられている。1996年台湾に伝わり、今は約50万人の愛好者がいるという。1999年中国当局が法輪功弾圧を始めてから、台湾の法輪功学習者は観光名所の日月潭、太魯閣と阿里山などで、中国人観光客向けに法輪功の無実や、弾圧の違法性などを伝え続けている。

 会見の席で、台湾法輪功仏学会の張清渓・会長は、「中国共産党はどうしてそれほど中国人観光客に真相が伝わるのを恐れているのか」と疑問を呈し、中国の民衆に台湾の自由・民主を見せ、法輪功弾圧の真相を知らせ、中国当局の宣伝に騙されないよう伝えることこそ、真の両岸交流であると述べた。

 一部の政府機構が中国当局の要求に応じる動きを見せることについて、国際人権派弁護士の朱婉琪氏は、台湾の自由・民主の成果を隠せるはずがないとし、「同じ中華民族である台湾は中国の鏡である。それを隠そうとするのは愚かな行為」と述べた。

 「台湾人権促進会」の事務局長・蔡季勲氏は、台湾の民主確立は様々な苦難を乗り越えた結果であると指摘、中国当局の不適切な要求に、関連の政府機構は十分に行動を慎むべきであると呼びかけた。

 台湾大学新聞所の教授・張錦華氏は、中国のエイズ感染者を支援する活動家・胡佳氏や、土地を強奪される農民を声援する人権弁護士の郭飛熊氏などが懲役刑を科せられた実例を挙げ、民主国家のメディアは弱者の声を代弁すべきだと指摘し、「中国当局に問うべきなのは、いつ法輪功弾圧をやめるのか、いつ民主活動家への迫害を中止するのか、いつ中国国民に真の自由を還元するのか」と述べ、台湾のマスコミに問題の対象を間違えないように進言した。

 日月潭で真相伝えを終えたばかりの医者・林貴さんによると、いま、警察が真相伝えの看板を禁止するようになった。その一方、中国人観光客の中、配布の資料に強い興味を示す人が少なくない。彼らは隠れて、チラシを受け取ったり、親指を立てるしぐさで激励したりしているという。

 
(記者・呉チェンシ、翻訳・編集/叶子)


 (08/06/29 11:28)  





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