THE EPOCH TIMES

豪外相、法輪功学習者に書簡:臓器狩りの告発は信用できる

2008年07月16日 02時07分
 【大紀元日本7月16日】豪州ステファン・スミス外相は先月、豪州在住の中国伝統画家の章翠英(ジャン・ツイイン)さんに書簡を送り、2006年にカナダ人権弁護士により発表された、法輪功学習者を対象とした臓器摘出・売買の告発に関する報告書は信用できるものだとし、中国共産党(中共)の法輪功(ファールンゴン)禁止および取り扱いは国際基本人権規約に違反していると非難した。

 外相の書簡内容は次の通り。

 章翠英様

 私及び国会議員に宛てたお手紙ありがとうございました。貴方の中国の人権問題への憂慮、特に法輪功が迫害されていることと、貴方が中共政府関係者をニューサウスウェールズ州最高裁判所に提訴したことに対する、豪州政府の対処の仕方についてのご意見もよく分かりました。

 豪州はこれまでに中国の人権改善を促す約束を果たしてきました。豪州のラッド首相は今年3月に中国を訪問し、温家宝首相と面会したときに、中国の人権問題を提起し、中共当局はダライ・ラマおよび代表らとチベットの将来について対話を持つべきだと提案したことは、豪州政府がこの約束を重視していることを示しています。我々は法輪功の信仰や修煉に対して何の立場も持っていませんが、中共の法輪功禁止および法輪功学習者に対する扱い方は国際人権規約に違反していると考えています。そして、私は確かに今年2月5日の豪中戦略会議にて、中国の楊潔篪(ヤン・ジェチ)外相に対して、法輪功の問題を含めて中国の人権問題に言及しました。

 豪州政府は貴方が提起した、法輪功学習者を対象に、生きたまま臓器を摘出・売買されていることは熟知しています。政府関係者は2006年、2007年に発表されたデービッド・キルガーおよびデービッド・マタス両氏の報告書も全部読み通しており、この報告書の内容は信用できると考えています。

 指摘されたことが本当であれば、それはまことに憂慮すべきことです。豪州政府関係者はあらゆる場面で中国当局に対して人権問題を提起しました。昨年7月に開かれた豪・中人権対話会議のときに言及したほかに、私は今年2月に同様にこの問題にも触れました。我々は中国当局に対して、この件についての説明を求め、制約されることのない独立調査チームが中国入りして調査することを提案しました。

 一方、貴方がニューサウスウェールズ州の最高裁判所に提訴したことについて、外務省からの提案を申し上げます。

 あなたの意見はすでに受け取られ、関心を寄せられています。政府はあなたがニューサウスウェールズ州へ同件の提訴を決定したことについて、最初から細心にわたり考慮してきました。

 我々は、中国当局の人権問題についての談話は豪・中両国が円滑に協力し合うための重要な要素であると考えており、中国の人権問題が真に改善される未来を促すために建設的な対話を行いました。

 豪州政府は中国当局に対して、宗教信仰の自由および法輪功学習者の扱いについての希望を表明しましたし、このスタンスはこれからも続けます。

 私と同僚に、ご自身のご意見を表明されたことに感謝いたします。

 ステファン・スミス

 
(翻訳/編集・余靜)


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