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ダライ・ラマに学位授与で中国に謝罪?英国の大学が否定

 【大紀元日本7月14日】中国官製メディア先週の報道によると、今年5月にダライ・ラマに名誉学位を授与した英国のロンドン都市大学(LMU)が、中国人から多くの抗議にあったため、同件について中国当局に謝罪したという。しかし、同ニュースが報道された後、ロンドン都市大学が10日に、メディア宛てに送った公開書簡の中で、中国当局に陳謝したことを否定した。

 中国共産党の機関紙「中国日報」(チャイナ・デイリー)は7月8日の報道で、ロンドン都市大学のブライアン・ローパー副学長が最近、現地の中国領事館を訪れた。同校が5月にチベット亡命政府の指導者ダライ・ラマに世界平和と精神指導の多大なる貢献を表彰するとして哲学の博士学位を授与したことについて、副学長は「同件が中国人の不快感を招いたことに対し、申し訳なく思う」と陳謝した、と記した。

 「中国日報」の報道によると、ロンドン都市大学は今年5月、ダライ・ラマに、哲学の博士学位を授与した。同校のこの行為により、中国で多くのマスコミとインターネット利用者からの抗議が続発、同大学への反対運動が見られたという。

 「中国日報」の報道が世界多くのメディアに注目された。チベット支援団体および支持者らは、LMUの行動に対して抗議活動を行った。

 しかし、同大学が10日、メディア宛に公開書簡を送り、ブライアン・ローパー副学長が中国当局に陳謝したことを否定した。

 同書簡によると、ブライアン・ローパー副学長が最近、ロンドンの中国大使館に面会を要求されたことで中国大使館を訪ねた。面談の中、中国側が主張した同大学がダライ・ラマに学位を授与したことで中国人に不快な思いを与えていることについて、ブライアン・ローパー副学長は、「遺憾に思い、中国人に不快を与えたとは、同大学の意図ではない」と述べたという。

 しかし、ダライ・ラマに学位を授与したことについて同大学は中国当局に謝罪しておらず、学位を撤回することもあり得ないと強調した。

 LMUの公開書簡について、ダライ・ラマのロンドン駐在代表ツェリン・タシーが、ブライアン・ローパー副学長が中国大使館に対するコメントは、中国当局への謝罪ではないと理解していると話した。

 チベット亡命政府ロンドン事務局の指摘によると、2004年、ダライ・ラマに奨学金を授与したリバプールジョンムーア大学も、中国大使館から奨学金を撤回されるように強要されたことがあった。独裁政権の中共当局は自分の気に食わないことに対して常に事実を操り、圧力を掛けようとしている。国際社会はすでに、言論の自由がない中国の民衆と中国共産党政権を区別する重要性に気付いているという。

 (08/07/14 01:20)  





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