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炎天下の中で行進する在留チベット人女性(写真=大紀元)

フリーチベット世界トーチリレー in NIPPON

 【大紀元日本7月15日】チベットと世界の平和の灯火を絶やさず、世界各国で人権トーチを持ち回る平和的な文化活動としての人権運動「フリーチベット世界トーチリレー」が13日に東京都内の渋谷・宮下公園に到着した。ネットなどの呼びかけで集まった在留チベット人や市民ら約120人が最高気温32度の猛暑の中で、チベット動乱の犠牲者に黙祷を捧げるとともに、「フリーチベット!」などのシュプレヒコールを挙げながら、宮下公園を出て表参道や神宮前などを経由して約90分行進した。

 同トーチリレーは、ぺマギャルポ氏の呼びかけで、「フリーチベット世界トーチリレー in NIPPON実行委員会 (世話人代表 田中健之氏)」が受けたもので、これには世界ウィグル会議日本支部のイリハム氏や在留モンゴル人スポークスマン、ラジオ自由アジアの特派員として知られる中国民主派の王進忠氏なども参加した。

 フリーチベット世界トーチリレーは、インドなどに拠点をもつ非政府組織「チベット青年会議」が発案主催したもので、3月25日にインドのダラムサラを出発、3月27日チャンディガッシュ(インド)、3月30日にデリー(インド)、4月15日にサンフランシスコ(米国)、4月19日にミネソタ(米国)、4月23日にポートランド(米国)、4月28日にニューヨーク(米国)、5月8日にトロント(カナダ)、5月18日にブリュッセル(ベルギー)、6月22日にパリ(仏)と中継して、今月13日に日本に到着したもので、この後ネパールを経由して最後にチベットに入る予定だ。

 
集会で発言する王進忠さん(写真=大紀元)

米政府系のラジオ自由アジアで東京特派員を務める王進忠氏(45)は集会で、「中国少数民族の問題は、実は中国民主化の問題。(中央に)民主政権が確立しなければ、この問題は根本から解決しない」と述べ、「中国国内では、89年に天安門事件、99年に法輪功弾圧と、9の数字に因縁がある。必ず、2009年にも何かが起こる」と中国が10年サイクルで9のつく年に大きな事件が起こると予言した。

 
ロシア人サポーターのイリーナさん「共産主義は駄目よ」(写真=大紀元)

またロシア人サポーターのイリーナさん(32)は、「ロシアでは、旧ソビエト政権時代にロシアの伝統的文物が破壊された。まさに中国で文革が行われたのと全く同じ。共産主義はよくありません」と民族の伝統的価値観を破壊する共産政権の在り方を批判した。

 
集会で発言するぺマ・ギャルポ氏(写真=大紀元)

集会でぺマ・ギャルポ氏は、「(新華社通信などが)チベット青年会議をテロリストと位置付けているが、テロリストとは人殺しのことで、チベット青年会議が過去に殺人を起こしたことは一度もない。これは国内外のチベット人を分断する(中共の)策謀であり、実態のないことだ。チベット青年会議が目指すものは、あくまでも民族の自決権であり、ダライラマ法王の趣旨に反するものではない」と説明し、中国政府には五輪のホスト国として国際的常識を充分に認識した法治国家になってもらいたいとの意向を示した。

 先の中国側とダラムサラ特使との直接会談では、中国側が「チベット青年会議」を急進テロの分離主義組織として批判、ダライラマ側にこれを支持せず抑え込むように迫り、新華社通信などの一方的な攻勢によって物別れに終わったが、13日のデモは全体に平和的で民主的なものに終始した。アジア地区では、ダライラマ法王が亡命するインドとネパールを除き、極東地区では日本しか経由せず、これに同じ民主国家である韓国・ソウルと台湾・台北が経由しなかったのが玉に傷、台湾では親中派の馬政権が台中直行便で経済効果を目指し、韓国では太平洋志向派の李大統領がBSE問題で足元を揺さぶられたというのも、やりにくくなった意外な要因だったろう。

 
集会で合唱されたチベット国歌: 


(記者=玄機)


 (08/07/15 00:00)  





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