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五輪目前に、警備を強化する中国当局=2008年8月6日、鳥の巣前で(Getty Images)

「自由の精神から逸脱」、“鳥の巣”デザイン・コンサルタントが北京五輪批判

 【大紀元日本8月7日】北京オリンピック・スタジアム「鳥の巣」のデザインコンサルタント・艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が米紙「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューに応じ、あらためて北京オリンピック開幕式に出席しない旨の意思を表明した。中国における人権問題や言論の自由が改善されず、北京オリンピックが「自由の精神から逸脱している」として、艾氏は、中国当局に対して批判的な態度を貫いてきた。

 インタビューの中で艾未未は、「民主と自由が守られていない社会が、人々に式典の喜びをあたえられるだろうか。自由と表現の権利も奪われている社会が、国際的に認められるだろうか」と中国の社会体制を非難し、中国当局のオリンピック・フィーバーぶりを「見せかけの笑顔」と揶揄した。

  艾氏が特に失望したのは、オリンピックが民主主義に近づくチャンスだったにも関わらず、逆に当局が取り締まりを強め、自由な社会から遠ざかってしまったことだという。北京当局が掲げていたオリンピックのスローガン「ひとつの世界、ひとつの夢」「新しい中国、新しい北京、新しいオリンピック」が全く守られておらず、艾氏は「新しいものが(中国に)あるのか」と疑問を投げかけている。

 艾氏は、スイスの建築会社「Herzog & de Meuron(ヘルツォーク&ド・ムーロン)」とともに、北京五輪のシンボルである「鳥の巣」のデザインを手がけた著名な中国人建築デザイナー。艾氏は、北京当局に対する批判的なコメントから、五輪開幕式への招待状を受け取っていない。

 
(翻訳/編集:高遠)


 (08/08/07 07:41)  





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