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北京五輪:華麗なショーに見え隠れする強権の鉄拳 =カナダ紙

 【大紀元日本8月11日】カナダのグローブ・アンド・メール紙で人気のコラムニスト、クリスティー・ブラッチフォード氏(Christie Blatchford)は、8日に行われた北京五輪開幕式を「素晴らしかった」と称えながらも、その影に中国政府の強権ぶりが見え隠れすると皮肉のコメントを発表した。

 同氏のコラムは、開幕式の成功が「中国人の才能によるもの」だけでなく、中国政府が、「土地が必要となれば家屋をブルドーザーで押し潰し、壁を立て、市民を強制移動させ、唾をはいたり公衆でシャツを脱いだだけで厳罰処分、ちょっとした苦情に対しても“再教育”の名のもとに市民を拘束する」ことができたことも関係していると揶揄した。

 また同氏のコラムは、五輪開催前にあたり、シャツを脱いで上半身を出す中国人の習慣が「厳禁」という勅令が政府より公布されたが、既に500人以上の市民が公衆で胸を出している人を政府に報告したらしい、という驚くべき小話を伝えている。中国共産党は、市民が隣人の些細な事なことまで政府に密告する社会を作ったのであり、それは悲しいことだと同氏は語っている。市民が報告しなければ、違法行為を見たにも関わらず報告しなかったと言われたり、その違法行為を目撃したところを、警察に見られただろうか、という心配や恐怖感から、市民は密告しなければならなかったのだとブラッチフォード氏は述べている。

 数日前、クラッチフォード氏が通訳に、どこで普通の中国人が開会式を見ているところを取材できるか尋ねたところ、大型スクリーンが設置される公園があると教えてくれたという。この通訳嬢によると、そこに小さな赤旗を持って人々が現れるよう、手はずが整っているという。オリンピックのために働きながら、微笑む中国人の一体何人が「ボランティアを指示されて」行動しているのだろうかと考えると目が覚めてしまうとブラッチフォード氏は述べている。

 同氏は、検察官の友人の言葉として「どこまでが本当でどこまでが偽りか、分からないし知る術もない」と今の中国を形容している。

 同氏は、前オリンピック選手の手から五輪旗が制服着用の8人に手渡された時、人民解放軍のことを連想したという。カラフルな花火と歓喜に包まれた開会式の中には、ベールに包まれた「恐怖」が存在することをあらためて思い起こした、というコメントでコラムは締めくくられている。

 (翻訳/編集・ゆかり、田中)

 (08/08/11 20:52)  





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