印刷版   

「タイムズ・オン・ライン」は8月12日に、北京オリンピック委員会が目立った空席を「応援団」で埋めたことを認めた(ネット写真)

競技場の目立った空席、応援団が埋める

 【大紀元日本8月15日】北京オリンピック競技が始まって4日目の8月12日、中国五輪選手軍団は朗報続出だが、偽花火、口パク歌唱に次いで、当局は3度目に「フェイク(偽行為、偽物)」事件、すなわち、偽観客を使用したことを認めた。

 8月8日、五輪開幕式で見栄を張って派手に演出したのち、観客が唖然とした29発の「花火」がパソコンで製作されたものであることが発覚してから、国際メディア各社は「フェイク」事件と報道した。

 また、「我が祖国」を歌った少女・林妙可(9)ちゃんの歌声は、実は楊沛宜(7)ちゃんの声であることも発覚した。これまでに国際的なイベントで、自らのものならまだしも他人の歌声を使用し、口パクで行ったのはこれが初めてであり、国際メディア関係者は次から次へと「フェイク」だとまたも大騒ぎになった。

 そして、今度は五輪競技場の各競技試合中に空席が目立つ観客席について、「タイムズ」紙の「タイムズ・オン・ライン」8月12日付報道では、北京オリンピック委員会は「応援団」のメンバーが空いている観客席を埋め、試合の雰囲気を盛り立てたと指摘した。これらの「観客団体」は同じ黄色のTシャツを身に着けていて、大きい応援棒を持っているため、非常に目立っている。

8月12日、北京朝陽公園ビーチバレーボール競技場の観客席に同じ黄色Tシャツを身に着けている多くの五輪ボランティア応援団体が空席を埋めた。事務局側は、予選の競技に観客に来てもらうことはとても困難であることから、例えば、12日の場合は、ボランティア応援団に空席を埋めてもらった(THOMAS COEX/AFP/Getty Images)

 北京オリンピック委員会副主席・王偉氏は、これらのボランティアは車で各競技場へ運ばれ、試合を盛り立てたと説明し、チケットを所持する観客が現れれば、直ぐに席を開けると示した。

 しかし、ボランティア応援団で埋めている競技場の外では、本来協賛者、五輪関係者および一般観客用の席は、海外旅行者たちが10倍の価格でダフ屋からチケットを購入しているのが現状だ。

 北京オリンピック委員会はセキュリティ検査を厳しくしたと同時に、競技場周辺にひと気なくしんとしている。

 試合項目の半分以上がオリンピック公園で行われるにもかかわらず、一般民衆はオリンピック公園に入ってはいけないことになっている。厳重すぎる措置は、五輪の喜びを奪っているという不満も出ている。中国の一般民衆は相当に離れた場所から「鳥の巣」および水泳センター「水立方(ウォーターキューブ)」を見るほか方法はないのだ。

 一方、セキュリティ警備員および巡回ボランティアは北京を「ゴーストタウン」にした。協賛企業は自社商品の推進販売まで規制された。

 
(翻訳/編集・余靜)


 (08/08/15 20:35)  





■関連文章
  • 北京五輪:英国記者取材中、警察から暴力受ける(08/08/15)
  • 中国五輪ボート選手、交通事故3人重傷=北京(08/08/15)
  • 緑と水にうるおう北京、干害に苦しむ隣省(08/08/15)
  • 中共の孤立希望しない=ダライ・ラマ(08/08/15)
  • 中国:株市場支援策出されず、株価暴落(08/08/14)
  • 北京五輪:ニュースセンターに装甲車配備(08/08/14)
  • 北京五輪開会式:少女の歌も口パク(08/08/13)
  • 北京五輪開幕日、チベット支持者ら剃髪で抗議=デンマーク(08/08/13)
  • 監禁中の法輪功学習者を大量移送、当局の偽装工作か=北京(08/08/13)
  • 北京五輪開会式、大会マスコットの出番なし(08/08/13)
  • 北京五輪開会式、逆さで現れた中国国旗(08/08/13)
  • 勇者たちを見捨ててはならぬ! 其の二(08/08/13)
  • 北京五輪;台湾の応援団長、水際送還される(08/08/12)
  • 中国当局の抗議エリア:申請はすべて却下、拘留者も(08/08/12)
  • 北京五輪:試合会場、空席目立つ(08/08/12)