 | | 英国記者が拘束された |
北京五輪:英国記者取材中、警察から暴力受ける
【大紀元日本8月15日】8月13日、五輪競技場近くの「民族文化公園」でチベットの支持者「スチューデント・フォー・ア・フリー・チベット(SFAFT)」メンバーの抗議を取材中の英国のテレビ局ITV駐北京記者ジョン・ルイ氏は保安および警察から暴力を受けた。
海外メディアによると、8月13日、北京で取材中の記者が警察に暴力を振るわれる事件が発生した。この事件に対して各界からの関心が高まり、北京当局が五輪期間中に自由に報道する約束に違反したと非難した。今回の事件について、国際オリンピック委員会(IOC)は14日の記者会見で、北京当局に対して強く非難した。一方、抗議を行ったSFAFTメンバー8人はすでに強制送還された。
英国ITVの製作者によると、すでに中国関係部門および外交部(外務省にあたる)へ抗議したが、これに対して、当局の回答はまだ出されていないという。一方、暴力を受けた記者は指がうっ血していて、太ももにすれ傷が残っている。また、記者は暴力を受けたときに、警察らに床に押し倒され引きずりされたことで、ズボンはとても汚くなっているという。
英国ITVの同日夜の報道で、抗議者がスローガンを掲げた2人は直ぐに保安関係者に取り押さえられた映像が映った。同時に民族文化公園の前に「フリー・チベット」のTシャツを身に付けた数人が自ら手錠で互いに固定した状態で抗議を行った。ちょうど、抗議者の1人がカメラの前で訴えようとするときに、ルイ記者が保安関係者に暴力的に取り押さえられた。ルイ記者はカメラに向かって、「私は床に強く押し倒された。そして、3,4人の警察が私を近くのレストランに連行した。靴を脱がされた。すべての機材を取り押さえられた。私に対して、何故拘束したかについて一切話さない」と述べた。
ルイ記者は自分が記者であることを明らかにしても、警察は無視して彼を現場から連れ出した。さらに、記者に対してチベットについての見解をしつこく国聞かれた。ルイ記者は、現場で抗議事件を報道しているだけだと何度も繰り返し答えたから、ようやく解放された。
14日、IOCの定例記者会見で、今回の事件について質問されたIOCスポークスマンのデビス氏は、「メディアが北京での報道は阻害されるべきではない」と強調した。
デビス氏は、「報道関係者が法律に則り、自らのすべき仕事を行っているときに、それを意図的に干渉・阻害することはなんであろうと許さない」と厳重に示し、「決して2度と同じことは起きてはならない」と強調した。しかし、デビス氏の発言内容は北京五輪オリンピック委員会の公式ホームページには正確に翻訳されなかった。
一方、北京オリンピック委員会スポークスマン王偉氏は今回の事件に対して、警察と記者の間で相互理解を深めるよう、もっと交流を行うべきだと回答した。
「タイムズ」紙は英オリンピック委員会会長の話を引用し、「これはまったくのスキャンダルだ。北京当局は五輪期間中に報道の自由を守るという約束に違反している」と怒りを表し、北京オリンピック委員会に異議を申し立てると示した。
各国メディア関係者はこの事件に強い関心を寄せている。これまでに外国記者が取材する際に妨害があっても、警察から暴力を受けることは稀であるからだ。
同じ公園で取材をしていた別の記者は、ことがあまりにも突然過ぎているからだとし、「何しろ、そこは公園だし、通常では皆さんは二言三言をアピールしてから帰るが、沢山の突発的なことが一挙に起きた。中国の警察と公安は外国のメディアにどう応対すれば良いのかは分からないかも知れない」と語った。
情報筋によると、8人の抗議者は数時間拘束されてから強制送還されたという。北京五輪開催前後から現在まで、何人ものチベット抗議者が強制送還された。
ビデオ:英国記者が警察から暴力を受け拘束される
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(翻訳/編集・余靜)
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