THE EPOCH TIMES

漢字の神秘(10):黨(党)

2008年09月12日 00時00分
 【大紀元日本9月12日】「黨」(党)は、日本語と同じく、政党、徒党というように、組織や団体、グループの意味で、マイナスの要素を含む。

 「黨」は、「尚」と「黑」(黒)から成る。「尚」は、上昇する、促進するなどの意味で、「黑」は日本語と同じく黒、暗闇などを表す。中国で黒はよくない色とされ、喪に服するときも黒を用いる。そして、物質が焼け過ぎると、最後には黒焦げになってしまう。古代中国では、悪くなったもののみを燃やし、それが「黒」の下にある四つの点灬、火を象徴している。

 従って、黒いもの(黑)を促進する(尚)「黨」は、本質的に悪く腐っていくものであり、派閥や徒党は、古代中国でも嫌われていた。孔子曰く、「君子は矜(きょう)にして争わず、群して、党せず」。「論語」の注解によると、党とはお互いの悪と不正を隠し合うものである。中国では、小さな政治集団を「朋党」と呼び、よくないものとされてきた。現在でも、「党を結ぶ」というと、「私利を営む」ことが連想される。
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