印刷版   

古跡に迫る砂漠化の脅威=敦煌

 【大紀元日本9月27日】中国のある研究調査により、敦煌の莫高窟など有名な文化遺産が砂漠化により深刻な脅威にさらされていることが明らかとなった。これら多くの重要文化遺産は重度あるいは中度砂漠地帯に存在している。

 国営新華社によると、現在敦煌では「2008年古遺跡保護国際学術検討会および国際岩石力学学会区域検討会」が行われており、蘭州大学「西部環境教育部重点実験室」が最新の研究調査結果を発表したという。

 敦煌市の砂漠化は深刻で、すでに同地域にある文化遺跡にとって深刻な脅威となっている。中でも莫高窟、西千佛洞、寿昌城遺跡は重度の砂漠な地帯に位置し、陽関と玉門関遺跡が中度砂漠化地帯、懸泉置遺跡、河倉古城、馬圏湾遺跡及び漢長城の大部分などが軽度砂漠化地帯に位置している。

 砂漠化が敦煌の遺跡に与えている危害はすでに深刻となっており、主に2つの方面に現れているという。石窟が受ける主な危害は砂の堆積、風による浸食および砂嵐など。土の遺跡については主に基礎(壁の土台、足場など)が内側に向う窪みや、壁表面の浸食がが問題となっていると指摘されている。

 また研究調査により、敦煌市の砂漠化した土地面積は全体面積の28・49%を占め、疏勒河以南の広大な地区に集中している。さらにこの中の砂漠化面積中の65%が重度あるいは中度の砂漠化地帯に属しているということが確認された。

 莫高窟は敦煌市から南東25kmの大泉溝河床の西岸、鳴沙山東麓の断崖上に位置し、南北に1600m、上下5層にわたって掘られ、最も高いものは地上50mの高さにある。また、高さは様々であるが秩序があり崖沿いに蜂の巣のように並ぶ様子は圧巻である。内容は最も豊富な古典文化芸術の宝庫で、世界を代表する佛教芸術の宝庫である。

 
(翻訳・坂本)


 (08/09/27 08:56)  





■関連文章
  • ギリシャで森林火災発生(08/06/27)
  • 土地砂漠化深刻、2億2千万人に被害=中国林業局(08/06/12)
  • ストーンヘンジの発掘に着手=英国(08/04/02)
  • 中国の深刻な砂漠化、北京に迫る砂丘(08/02/24)
  • 2008年春季の北京:黄砂日数、昨年より増加の予測(08/01/06)
  • 四川省:加速する砂漠化、200以上の湖が枯渇(07/10/10)
  • 英国:8000年前の海底遺跡発見、高度な技術有していた可能性(07/08/29)
  • 女子大生、5000年前のチューインガムを発見=フィンランド(07/08/25)
  • 世界最古の国際大学・ナーランダ寺院、再建へ=インド(07/08/10)
  • 東方芸術の宝庫:敦煌莫高窟(07/07/29)
  • 石見銀山、豪オペラハウスなどが世界遺産に(07/06/30)
  • 中国土地砂漠化問題、人為的要素が主因(07/06/18)
  • 川底に消え行く古鎮、龔灘(07/04/22)
  • 温暖化が最も速い中国、「災難には国境がない」(07/02/26)
  • 中国:例年より2ヶ月も早い砂嵐、懸念される黄砂災害(07/02/20)