印刷版   

形が復元された北宋時代の磁器

数十元で買った鶏のえさ箱、実は稀世の宝

 【大紀元日本9月27日】中国四川省在住の農民・劉遠書さんは、数十元で購入した鶏のえさ箱が、北宋時代の磁器であり、稀世の宝であるとは思いも寄らなかった。いま、劉さん一族は北京に出向き、宝の買い手を探している。

 中国紙「重慶商報」によると、60歳に近い劉遠書さんは大渡口区在住の農民、5年前に、偶然隣人が用いていた鶏のえさ箱に目がとまり、その古典的な模様と色合いはとても古風で素朴であるのに魅せられた劉さんは現代の磁器ではないと思い、すぐさま数十元で買い取った。

 劉さんは磁器表面の汚れを落とし、のりで破片をつなぎ合わせると、扁平状の形が現れた。その後、彼は多くの関連資料を調べ、自分の経験からしてもこれはただものではないと判断した。

 その後、劉さんは河南省を訪れ、河南省文物考古研究所の研究員、中国の汝磁鑑定の権威・趙青雲氏に鑑定を依頼した。

 その結果、この磁器は千年前の北宋時代のものであることが判明。趙氏はその鑑定結果に実印付きの鑑定証書を発行した。

 趙氏によると、この種の北宋から金の時代にかけて作られた『宋定竈醤釉剔花』磁器が、現代に保存されているのは非常に稀で、上海博物館が2品、愛好家が1品を保存しているとしか確認できていない。そのため、その価値は非常に高いという。

 いま、稀世の宝を手にした劉さんは売り出すことを決め、1千万元(約1億6千万円)以下の値では売らないと明言、一族は北京に出向き、買い手を探し始めている。

 情報によると、すでに中国の2社の競売会社がこの宝に強い興味を示している。

 
(翻訳・叶子)


 (08/09/27 10:04)  





■関連文章
  • 中国磁器の発祥地は浙江省北部=最新調査(08/05/01)
  • 300円で売った家宝、実は34億円の国宝=中国遼寧省(08/01/02)
  • 【伝統文化】古人の婚姻に対する態度(07/07/12)
  • 風雲人物伝:清廉高潔の人「王安石」(07/06/09)
  • インドネシア:火山噴火遺跡から、「アジアのポンペイ城」を発見か(06/03/05)