■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2008/09/html/d31523.html



ムクゲの花(紅)(撮影=大紀元、2008.08.10)

【草木染めの植物】木槿(ムクゲ)

 【大紀元日本9月2日】中国原産で、世界各地で観賞用として栽培されているアオイ科の落葉低木。5弁花で白、紫をはじめとして色とりどりですが、八重咲きも多く、ほとんどが一日花です。白楽天の『放言五首』という連作の五首目の詩に「槿花一日自為榮(槿の花は一日でも自ずと花盛りとなる)」とあり、はかなさを表す原点ともなったようです。日本の古典文学にも多く出てきますが、朝顔と同一かどうかの論争もありました。花期は6〜10月と長く、茶席の花としても代表的なものです。

 夏に枝皮、根皮をはいで乾燥したものを木槿皮、蕾を天日乾燥したものを木槿花、未熟な果実を天日乾燥したものを木槿子といい、生薬になります。

【薬用効果】原則として白花種が薬用に供せられます。木槿皮は解熱、解毒、痒み止めに効き目があり、水虫やたむし治療に用いられる重要な薬です。乾燥した皮10gを45%ホワイトリカー200mlに浸け、適量を外用します。内服すると、帯下(婦人病)・下痢に効果があります。木槿花、木槿子も同様の効果があります。下痢止には、乾燥した蕾1回量3〜5gを水200mlで煎じて、温服します。

【染色用】緑葉をアルカリ水で熱煎した液をpH6にして染液とします。アルミナや銅媒染で裏葉色、鉄媒染で鶯色を染めます。

ムクゲの花(白)(撮影=大紀元、2008.08.10)

ムクゲの木(撮影=大紀元、2008.08.10)

(文・ハナビシソウ)