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ニュージーランド新首相になった国民党党首ジョン・キー氏は過半数の議席を獲得し、保守派を率いる中道右派連邦政府発足が決まった

NZ総選挙:政治経歴わずか6年、キー新首相誕生

 【大紀元日本11月10日】11月8日に行なわれたニュージーランド総選挙の開票結果で、保守派国民党党首ジョン・キー氏(47)が4期目を目指した労働党党首ヘレン・クラーク現首相を破り、首相の座を勝ち取った。

 6年前に為替関係の仕事から政界に転身し、約2300米ドル(約23億円)の資産を有するジョン・キー氏は、ニュージーランド経済衰退をクラーク政府の執政不振と指摘し、教育の改善と犯罪撲滅などの国内政策を大きく打ち出したことで、多くの有権者に認められ、新首相の座を獲得、幼少の頃から持っていた首相になる夢を実現させた。

 キー氏はニュージーランドで最も政治経歴の短い首相になる。ジョン・キー党首は演説の中で、今回当選したオバマ米国次期大統領のスローガンである「チェンジ(変革)」を頻繁に使用し、ニュージーランドの有権者が変革を求めていることを強調した。

 ニュージーランド選挙管理委員会の開票結果によると、国民党は45・5%の票を獲得し、全122議席の中で、国民党と協力関係にある「ACT党」および「統一未来党」は少なくとも65議席を獲得している。一方、労働党側は33・77%の52議席にとどまった。

 1999年に就任したクラーク現首相は敗北演説で、有権者の選択に従い、敗北した責任を取り、15年間務めていた労働党の党首を辞職すると発表した。クラーク首相は今後も国会議員として働くが、最前線での活動はしないと示した。
労働党党首も辞任するクラーク現首相(Sandra Mu/Getty Images)


 労働党政府は今回の総選挙前から何度もスキャンダルで選挙結果に影響を受けた。その内、ニュージーランド・ファースト党を率いるピタス前外相の汚職事件が同党にとっての最大のスキャンダルで大きい打撃だったとみられる。これに関連して、7議席を占めているニュージーランド・ファースト党は今回総選挙で全滅し、30年間議会議員の経歴を持つピタス氏もこのために政界を去った。

 一方、選挙前から議会で要の役割を担うとみられているマオリ党も前回より1議席多く、順調に5議席を獲得した。ジョン・キー氏は、今後もマオリ党の協力を求め続けると示した。

 (翻訳編集・余靜)

 (08/11/10 18:44)  





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