北朝鮮、開城の南北共同連絡事務所から撤収=韓国統一省

2019/03/23
更新: 2019/03/23

[ソウル 22日 ロイター] – 韓国の千海成(チョン・ヘソン)南北統一省次官は22日、北朝鮮が開城の南北共同連絡事務所から撤収したと明らかにした。記者団に述べた。北朝鮮側が22日朝の定例会議で、「上層部の指示」により撤収すると伝えてきたという。

米財務省は21日、北朝鮮による制裁逃れを支援したとして、中国の海運会社2社を制裁対象に指定した。物別れに終わった2月末の米朝首脳会談以降で初めての北朝鮮関連の制裁措置となった。[nL3N2183FN]

韓国と北朝鮮は昨年、歴史的な首脳会談を行った。

同次官は、北朝鮮の決定を遺憾に思うとし、速やかな正常化を求めた。韓国側は今後も南北共同連絡事務所にスタッフを駐在させる。

連絡事務所は、両国関係の緊張緩和に向けた常設の対話ルートとして設立された。

*内容を追加しました。

Reuters
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