銀行口座に11万ポンドの余剰金が発生 家を購入したイギリス人男性はトラブルに

54歳のラッセル・アレキサンダーさんは、昨年末からバークレイズ銀行口座に理由もなくお金が入るようになったと言います。

アレクサンダーさんによると、昨年12月、今年1月、8月に4回、合計11万ポンド(約1600万円)の送金があったそうです。

バークレイズ銀行に相談したところ、行員から「このお金は自分の財産だから、安心して使ってください」と言われました。

その後、ゲストハウスとして使っていた古い家を売却し、23万7500ポンド(約 3600万円)の家を購入しましたが、配線や配管の見直し、暖房の設置など、大掛かりなリフォームが必要でした。 思いがけず受け取った11万ポンドを、これらの費用に充てたいと考えていました。

アレクサンダーさんは9ヵ月後にバークレイズ銀行から、11万ポンドの送金に誤りがあったと知らされました。 銀行はすぐに彼の口座からお金を引き落とし、さらに間違って6千ポンド(約91万円)を引き落としてしまいました。

この銀行は、アレクサンダーさんに500ポンド(約7万6千円)の補償金を与えましたが、これには「非常に腹が立った」と言います。

アレクサンダーさんは、40年以上にわたって同銀行の忠実な顧客でしたが、9ヵ月間「偽りの希望」を与えました。その後は500ポンドしか支払わず、誤って6000ポンドを差し引いた同銀行の度重なる失敗に失望したと語りました。 彼は「これは侮辱だ」と激怒しました。

これを受けて、バークレイズ銀行はアレキサンダーさんに人的ミスを謝罪し、誤って差し引かれた6000ポンドを早急に返還することを強調しました。 また、予期せぬ支払いがあった場合、同様の事態を繰り返さないよう、直ちに報告するよう顧客に呼びかけています。

(翻訳・井田千景)