【大紀元日本2月17日】米科学者らは2月14日、温室ガス増加の速度が予測より速いため、全世界の生態状況の変化をもたらしていると発表した。それによると、地球温暖化の進行状況は2007年の予測より進行が速いため、バイオ燃料使用で二酸化炭素を抑制する提唱は却って逆効果になることが懸念されるという。
*バイオ燃料使用提唱、逆効果になる
カーネギー財団研究所のフェルド氏は14日米科学促進学会で、2000年以降、二酸化炭素の排出量は毎年3・5%の比率で増加しており、1990年代毎年0・9%より遥かに高く、スピードは国連の気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)の2007年の予測を超えていることを明らかにした。IPCCのメンバーでもあるフェルド氏は、温室ガス排出量の増加とは主に発展途上国の燃料使用の増加によるものだと指摘した。
フェルド氏は、予期したものより増加した二酸化炭素は大気中に拡散し、自然過程を加速させた反応から様々な状態をもたらすとし、その内、温度の上昇による北極の永久凍結氷床も融け始め、その中に含まれている数千億トンの二酸化炭素とメタンが大気へと流れると懸念した。
フェルド氏は、永久凍結氷床の中に含まれている1兆トンの二酸化炭素、さらにその中の10%は今世紀中に流れ出る可能性があると警告した。永久氷床は融解する過程では、二酸化炭素を放つだけではなく、二酸化炭素含量より25倍もある温室ガスのメタンも放出すると指摘した。
また、これまでにバイオ燃料の使用で二酸化炭素の排出量を抑制することを提唱してきたが、この状況下では却って危険をもたらすと示した。例えば、バイオ燃料の需要が増えて、米国ではトウモロコシの増産をしなければならない。そのために、大豆を生産していた農地をトウモロコシの生産へ変更しなければならない。しかし、大豆の需要は減少していないため、ブラジルなどでは大豆の植え付け面積を拡大しなければならない。大豆を沢山植えられるようにするために、多くの熱帯雨林を燃やし農地にすることから、却って二酸化炭素の排出が増加すると警告した。
(翻訳編集・余靜)
(09/02/17 19:53)
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