【大紀元日本2月5日】 中国政府の公表(2日)によると、2008年末において、失業して帰郷した農民工(農村からの出稼ぎ労働者)は、2000万人に上り、全国で1.3億人居る農民工の約15.3%を占めた。今年の失業問題は、更に深刻化し、2500万人の農民工が失業に直面すると予想されている。香港メディアは、専門家のコメントを引用し、官民衝突の圧力が高まると指摘した上で、当局は、アメとムチで対応することになると予測する。
大陸メディアの報道によると、中央財経領導小組弁公室副主任・中央農村工作領導小組弁公室主任の陳錫文は、2日の記者発表において、農業部によるサンプル調査を踏まえ、外地で就業する農民工1.3億人のうち、約2000万人が、今回の金融危機によって仕事を失うか、または仕事が見つからないまま帰郷しており、その割合は15.3%となっていると述べた。毎年新たに農民工となる者を加えると、今年において、2500万人の農民が就業・失業の圧力に直面するという。
近年において頻繁に発生している群衆性の抗議事件の主な原因について、陳錫文は、一つが、地方政府が単純にGDPだけを追求し、農民の利益を損ねていることであり、二つ目が、地方官員の腐敗問題であると述べている。彼はまた、暴行、破壊などが行われない限り、原則として警察力は行使すべきではないと強調している。
香港の中国問題専門家である林和立(ウィリー・ラム)は、Apple Dailyの取材に対し、いま、中国に約7億の農民が居るが、郷鎮企業の活動はすでに縮小を続けていることから、故郷に残る農民の就業機会が不足しており、これに、外地の農民工が還流することで、失業問題は更に悪化するという。
林和立の指摘によると、今年は、不景気の影響によって農民と政府の衝突が激化することから、当局は、アメとムチを兼用し、衝突の激化を避けようとするという。アメとは、農民工への補助を増加させることであり、ムチは、この半年来で増員してきた公安、武装警察への訓練を強化し、突発的な暴力事件の防止をはかることである。
(翻訳・飛燕)
(09/02/05 13:03)
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