■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/03/html/d50363.html



街頭で若い男性に尋問する警察官=2009年2月、広東省深セン南部の町で(PETER PARKS/AFP/Getty Images)

未成年犯罪が激増、深刻な暴力犯罪60%超=中国重慶市

 【大紀元日本3月3日】中国重慶市高等裁判所が直轄地に昇格して以来初の未成年犯罪白書を公表した。この中には未成年者の犯罪が激増傾向にあり、深刻な暴力犯罪が60%に達していると記載されている。

 「重慶晩報」によると、重慶市が公布した未成年犯罪白書は中国国内の裁判所では初めてだという。同市高等裁判所の張弢(とう)副裁判所長の話によれば、この白書は1998年から2008年のデータを使用し、未成年の犯罪に対する分析を行ったものであるという。

 統計では、未成年の犯罪者数は1998年の1千187人から2008年には2千469人に増加しており、その比率はなんと108%。未成年者の犯罪の悪質さ、社会危害結果の深刻性は明らかに大きくなっている。故意的な殺人、傷害、略奪、誘拐、強姦など深刻な暴力犯罪が60%以上を占め、重大悪質事件、集団犯罪さらには黒社会犯罪に関わる事件の発生率も大幅に上昇している。

 また未成年者犯罪の地域性の特徴は非常にはっきりとしており、経済活動が活発で、流動人口が密集する都市経済区での事件発生率が比較的高い。犯罪類型については地域の相違により異なっており、市街地区では窃盗、薬物犯罪に関わるものが主で、その他の地区では暴力犯罪、性犯罪が比較的目立っている。

 この他に未成年者犯罪の年齢がますます低年齢化しており、教養レベルから見ると文盲および小学生程度の教養を有する者が2割強、初級中学レベルが6割強を占めているという。

 白書ではさらに、今後の未成年者による犯罪は増加傾向を維持し、5年後の上昇幅は12%を超え、10年後では27%になると予想している。犯罪が発生する原因は、学校の責任放棄と親の監督不足であるとしている。

 
(翻訳・坂本)