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山東大学教授(当時)の孫文広氏。2008年6月24日、孫教授の勤める大学の宿舎に、スプレーで「売国」「ゴロツキ」など孫氏を誹謗する文字が書かれた。25日撮影(大紀元)

民主人権主張の元大学教授、暴漢に襲われ重傷

 【大紀元日本4月9日】中国・山東大学の元教授・孫文広氏が、4日、済南市中心部にある「英雄山風景区」に行ったところ、5人の暴漢に襲われた。孫氏は、肋骨3本を折るなどの重傷。

 「英雄山風景区」は、中国革命の英雄・烈士を記念して作られた市民の憩いの場である。

 孫氏は清明節のこの日、中国の民主化を支持し、89年六四天安門事件では学生への鎮圧に反対した中国の前総理で中国共産党前総書記の故・趙紫陽氏を追悼するため、ここへ行ったという。

 以前から中国の民主化を提唱し、中国共産党に対して批判的な言動をとる孫氏は、中共当局の監視対象であったという。

 同日午前9時ごろ、孫氏は、大学構内にある自宅を出るとき、大学の警備所員に引きとめられたが、そのままタクシーで「英雄山」へ向かった。その後を、9台の公安関係車両が追尾した。

 午前10時ごろ、「英雄山」から下山したところ、突然現れた5人の暴漢に、2メートルの崖から突き落とされ、さらに約10分間に亘り、殴る蹴るの暴行を加えられた。収容された病院での初期診断によると、肋骨3本骨折のほか脊髄や頭部に損傷を負ったが、命に別状はないという。

 5日夜に、本紙記者が孫氏に取材したところ、昨夜から36時間、同じ姿勢のまま動くことができず、激痛のため眠れなかったという。

 「昨日の9時ごろ、私が山東大学を出たところから、公安に尾行されていた。襲った犯人は、一言も喋らなかったので、その5人の背景は分からないし、見覚えもない。どれも30歳ぐらいの、屈強な男だった。現場を目撃した通行人が通報して、派出所から人が来ると、その5人は走って逃げた」

 孫文広氏は、今年75歳。中国の自由と民主を実現するために、生涯にわたって心血を注いできた。そのことにより、7年に及ぶ獄中生活を送ったこともある。

 孫氏は、常に弱者の側に立ち、宗教者や信仰をもつ人々のために声を上げてきた。

 特に、中共当局の圧力を受けながらも、法輪功学習者の人権擁護のために公に発言をしてきた人物として知られている。済南市教育学院の張興武教授が法輪功を信仰した理由で拘禁されたとき、張教授の友人である孫氏は、信仰の自由および司法の公正を主張した。そのため、公安当局による家財の差し押さえや、出頭命令を何回も受けている。

 公安の厳しい監視下にあるはずの孫氏が、白昼、暴漢に襲われるという今回の異常な事件は、中国社会に対して、その野蛮性を非難し、被害にあった孫文広氏を支援することを呼びかけるものとなった。
激痛のため36時間眠れなかったと話す孫氏(大紀元)
暴漢に襲われ重傷を負った孫文広氏(大紀元)


 
(記者・王梅玲、翻訳編集・鳥飼)


 (09/04/09 23:39)  





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