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 「重慶市公安当局による弁護士への拷問を強く非難」との横断幕を掲げる弁護士たち(大紀元)

多発する弁護士監禁・拷問事件、北京で中国法学者シンポジウム開く

 【大紀元日本5月24日】中国全国各地の法律学者と弁護士によるシンポジウムがこのほど北京市で開かれた。参加者らは、多発している、当局による弁護士への暴力事件について議論し、弁護士の権益保護問題について意見を交換した。

 全国各地の著名法学者、弁護士など60人あまりが参加した。

  監禁中に急死した法輪功学習者の死亡の真相を究明する案件を受理した張凱氏と李春富氏の両弁護士が5月13日、警察に強制連行・拷問され、負傷する事件が発生した。

 両弁護士は重慶市から電話でシンポジウムに参加した。そのうちの一人、張凱氏は長時間宙吊りされたため、右手の親指が麻痺する障害を残したという。両氏は、これからも現地に留まり、当該案件の情報収集を行っていくと述べた。
監禁・拷問を受けた張凱氏と李春富氏両弁護士


 最高指導部に3回にわたり公開嘆願書を進呈し、法輪功集団弾圧の違法性・残虐性を訴え、弾圧の中止を求めた人権弁護士・高智晟氏は、法律事務所が強制閉鎖される上、いまだに監禁され拷問を受けている。その家族は今年3月、タイを経由して米国への脱出に成功した。

 李仁兵・弁護士は、高弁護士の迫害事案が中国弁護士業界に空前の影響を与えたことを指摘、その勇敢な行動に励まされ、多くの弁護士は、当局からの恐喝、嫌がらせを恐れずに、不当逮捕される法輪功学習者に法的支援を提供し始めていることを明らかにした。
李仁平弁護士(大紀元)


 シンポジウムに参加した法学者・張賛寧氏は、「執権者が権力を濫用する状況を改善しなければ、次の被害者は私たち自身になる。中国人全員にこのような危険が潜んでいる。法輪功学習者の権益を守るのはすなわち、すべての公民の合法権益を守ることである」と主張した。
 著名な法学者・張賛寧氏(左)と李仁平弁護士(大紀元)


  北京在住の著名法学者・曹思源氏は、中国には真の法治が実現されていないと指摘した。

 シンポジウムの締めくくりとして、参加した弁護士は、会場で「重慶市公安当局による弁護士への拷問を強く非難」との内容の横断幕を掲げ、当局に責任追及を求めていくことを誓い合った。
開かれたシンポジウム(大紀元)
テレビ電話でシンポジウムに参加した被害弁護士、宙吊り拷問による手首の傷を示す(大紀元)


 
(記者・辛霏、翻訳編集・叶子)


 

 (09/05/24 10:35)  





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