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数百に及ぶ書類は、抑圧的な監視におかれた当時の社会を知る鍵となる(JOHN MACDOUGALL/AFP/Getty Images)

旧東ドイツ秘密警察シュタージの資料 ―ベルリンの壁、解体から20年―

 【大紀元日本6月25日】ドイツ・ベルリンの旧東ドイツ秘密警察シュタージ(Stasi)の数百の資料書庫は6月22日、このシュタージ解体と東ドイツ社会の崩壊から20年を経た。シュタージが作成した東ドイツ「監視対象者」のに関する機密情報は、一般にも公開されているが閲覧申請が必要である。

 シュタージの資料書庫を管理するビルトラー機関は、これらの記録は市民に様々な利用価値のあるものとして、また厳しい東ドイツの監視社会を説明するものとして保存している。

 当時シュタージは情報機関として市民に恐れられており、西ドイツの首相よりもシュタージ諜報員の方が情報を手に入れるのが早かったと言われる程、数千人のスパイが西ドイツに存在していた。

 報道によるとシュタージ書庫の情報により、西ドイツの左派学生運動を過激化させたとする1967年の警察官による学生射殺事件は、警察官がシュタージのスパイだったことがわかっている。友人や家族がシュタージの者であった事を書庫の情報で知る人もおり、解体20年目の今年は閲覧申し込みが多い。

 数百に及ぶ書物は、ドイツの歴史の一幕を物語っている。

 
(報道・佐渡)


 (09/06/25 05:45)