【大紀元日本8月6日】北朝鮮のメディアである朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮の金正日総書記は、「不法入国」の罪で身柄を拘束されていた米女性記者ローラ・リンさんとユナ・リーさんを特赦で解放したという。2人が解放されたことは、クリントン米元大統領が金正日総書記と会見した数時間後に発表された。ABCニュースによると、クリントン米元大統領は北朝鮮で2人の記者とも面会したという。
朝鮮中央通信(KCNA)によると、拘束されていた2人の米記者の解放のために、8月4日午前にピョンヤンに到着したクリントン米元大統領は金正日総書記と会見し、身柄を拘束されている2人の米国籍女性記者の行為に対して謝罪した上で、オバマ米大統領から託されたメッセージを伝え、2人が帰国できるよう特赦での解放を求めたという。
一方、ホワイトハウス関係者によれば、クリントン米元大統領はこの2人の米記者の行為について北朝鮮側に謝罪はしておらず、オバマ大統領からのメッセージもなかったという。
女性記者のローラ・リンさん(台湾系米国人)とユナ・リーさん(韓国系米国人)は3月17日に、中朝国境沿いの凍結した図們江(トゥーメンジァン)の上で、北朝鮮側に身柄を拘束され、「不法入国」と「敵対行為」の罪で今年6月、12年の労働教化の刑を言い渡された。米朝間には外交関係がなかったことから、 これまでオバマ米大統領は北朝鮮に対して、人道的観点から2人の解放を呼びかけていた。
一方7月に、これまで民間レベルで同件について米朝間の交渉にかかわってきた米国籍韓国人の米国大学教授・朴氏によると、「米政府からの正式な謝罪があれば2人の解放は可能だ」という北朝鮮側からのメッセージを米当局に伝えたという。朴氏によれば、2人とも労働教化所に移送されておらず、宿舎に軟禁されたままだという。
同月、米オバマ大統領はこれまでの人道的観点から2人の解放を求め続けた方針を変え、特赦で解放するよう求めた。
これについて、評論家マイク・チノイ氏は、この方法を用いれば、北朝鮮側は2人を解放することができるし、自国の司法制度の問題に触れなくて済むと述べた。
(余静)
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