「六四天安門事件」記事で記者が解雇、報道の自由が揺らぐ=香港
【大紀元日本8月4日】今年6月、ファッション・ライフスタイルなどを紹介する香港の男性雑誌「君子雑誌(エスクワイヤー)」の記者が、自身が書いた「六四天安門事件」に関する記事を取りやめるよう同社の上層部から説得され、それをブログで公開したところ、解雇された。同チームの編集長も7月に相次いで解雇されたことから、メディアの公平性を揺るがすとして、香港市民の間で懸念の声が広がっている。香港記者協会は、同雑誌が所属する「南華傳媒グループ」を非難し、報道の自由を保つよう促した。
ラジオ自由アジア(RFA)によると、「君子雑誌」の上層部は報道記者・朱天韵(ジュ・ティアンユン)氏が書いた天安門事件に関する記事を「煽動的である」という理由で掲載を取りやめさせた。それに対して朱氏は、「納得できない」として、同件の経緯をブログに公開した。その直後、同雑誌の上層部が朱氏を解雇すると、香港の人気掲示板「フェイス・ブック」に、南華傳媒を非難するメッセージが集中した。また、情報筋によると、同雑誌の編集長も「天安門事件」の記事にからんで解雇されたといわれており、メディアの公平性が揺らいでいると、懸念の声が上がっている。
香港記者協会の責任者・麦燕庭(マイ・イェンティン)氏は、「雑誌側は2人を解雇した理由について、説明する必要がある」と発言し、「南華傳媒」に対してジャーナリストたちの報道の自由を尊重するよう促した。
一方、解雇された朱天韵氏は、RFAの取材に対し、ブログに掲載した経緯は事実であり、香港メディアの現状を明かしたことについて、後悔していないと伝えている。
(翻訳編集・余靜)
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