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鬼からの戒め

文・淑萍

 

 【大紀元日本9月13日】

 中国の晋の時代に、阮たん(耳偏に詹)という人がいた。彼は鬼神の存在を信じないので、「無鬼論」という本を書いた。

 ある日、彼の家に見知らぬ人が突如訪れ、親切に彼を招いてご馳走して上げると言った。

 それで、二人はあいさつをした後、食事しながら学問などについて議論しはじめた。来客は学識がきわめて深くて弁才も優れている。この人と話ができて、阮さんは非常に楽しかった。

 話が進むにつれ、知らず知らずのうちに、話題は阮さんが書いた「無鬼論」のことになった。すると、来客は顔色が突如変わり、おごそかに言った。「鬼神のことについて、古代の聖人・賢人が論じ済みのことで、その存在がすでに明らかになったのに、あなたはどうして信じないのか。正直に言って、このわたしが鬼なのだ…」

 話が終わるやいなや、来客は体が鬼の姿に変わり、しばらくして姿が消えてしまった。

 阮さんは、あっけにとられ話さえできなかった。その後、阮さんは大病を患い、まもなく死んでしまった。

(翻訳編集・小林)


 (09/09/13 05:00)  





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