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9日、インターネット検閲反対を理由に、ラッド豪首相のパソコンをハッカー攻撃。

ハッカー、豪首相のホームページを攻撃 ネットフィルタリング案に抗議 

 【大紀元日本9月15日】9日、ラッド豪首相のホームページwww.pm.gov.auがハッカー攻撃により一時使用停止となった。ハッキングの理由は、インターネット・フィルタリング案への抵抗だという。

 同日報道されたオーストラリアのオンラインニュース、news.com.auによると、使用停止となったのは現地時間の午後7時20分頃からおよそ1時間。オーストラリア通信メディア局(ACMA)のサイトも同時にダウンした。Anonymous(匿名)と称するグループのブログに、「連邦政府のインターネット・フィルタリングの義務づけ改革法案に抗議するために組織化した攻撃」と自らの犯行を認める文が掲載された。同グループは、無記名で掲示板にメッセージをポストするネットユーザーから成り、サイエントロジーをターゲットにグローバルに攻撃した経歴がある。また、今回の改革法の実施にあたるステファン・コンロイ通信相の辞任もブログ上で求めている。Anonymousのチラシでは、中国でみられるようなネット検閲をオーストラリア政府が行おうとしているとも書かれている。

 今回は、大量のメールを送りこむことによってサイトを不能にさせるDDoS(distributed denial of service)と呼ばれるものだったが、ハッカー達は、次回は、政府のバックエンドシステムを攻撃してユーザーネームやパスワードを取得するなどの計画をほのめかしている。

 ステファン・コンロイ通信相のスポークスマンは、ハッキングの報告は受けたが、攻撃が成功したかどうかの確認はとれていないと述べた。同スポークスマンは、今回のハッカー攻撃について、当事者たちは「間違った情報を誤って理解して」行動に出ていると指摘。法案では、ポルノ関連などの不法サイトをフィルターしようとしているだけと説明した。

 同政府は現在、ネット・フィルタリング試験を行っているところで、まもなく完了する見込みだという。試験結果は法案のたたき台として、コンロイ通信相に提出される。

(記者・石華、翻訳編集・余靜)

 (09/09/15 05:00)  





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