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受賞した特別賞の目録を手にする李園さん(大紀元)

第2回「漢服デザインコンテスト」入賞者、李園さんに聞く

 【大紀元日本9月16日】今月11日、米国ニューヨークのマンハッタンでおこなわれた新唐人テレビ主催の第2回「世界漢服(中国伝統服)デザインコンテスト」で、金賞1名、 銀賞1名、銅賞1名、特別賞3名、優秀賞9名が選出された。

 このコンテストでは、日本から参加した李園さんの作品「盛」が特別賞を受賞した。

 「盛」は、中国唐時代の男性の服装を再現したもので、落ち着いた濃褐色の生地を使用し、あえてシンプルなデザインにすることによって品位と風格を表現しているという。

 この作品をデザインした李園さんと、制作に当たった蔡英姿さんにそれぞれ話を聞いた。

 「日本の伝統的な服装である和服と中国の漢服とは、文化として非常に共通性があると思います。伝統的な文化は、単なる形式だけではなくて、それぞれに深い意味があるのです。例えば、和服の男性用の袴には五つの折り目がありますが、これは仁義礼智信という五つの徳目を表していますね。中国の伝統衣装である漢服も、細部に渡ってそれぞれに意味を持つのですが、その基本は天人合一という思想です。自然と人間の調和的関係のことですが、そこには高い道徳性が要求されます。作品名の『盛』とは、唐の時代のなかで最も文化が栄えた期間を、文化史的に盛唐と呼ぶところから採ったものです。日本には伝統文化がよく保存されていますが、残念ながら中国では60年に渡る中共の支配が伝統文化を破壊してしまいました。私は、このようなコンテストがもっと盛んになることを通じて、道徳性を含む中国の伝統文化が正しく復興され、さらに全世界に広まっていくことを願っています。」(李園さん)

 「私は以前から服装や衣装に興味がありましたが、李園さんから漢服を制作しようという話を持ちかけられたときは、正直言って自信がありませんでした。漢服についての知識もなく、作った経験もなかったからです。しかし、昨年のこのコンテストの映像を見てとても美しいと思い、漢服に魅力を感じました。そこで、李園さんの指導のもと、歴史資料を調べたりしながら少しずつ仕上げていったのです。特別賞を受賞できたことは、とても意外で驚いています」(蔡英姿さん)

 
李園さんと蔡英姿さんによる特別賞受賞作品「盛」(大紀元)
シンプルな中に品位と風格を表現しているという(大紀元)

同コンテストは、新唐人テレビが主催する九大グローバルコンテストの一つで、漢服に加えて、声楽、ピアノ、ヴァイオリン、油彩画、撮影、武術、舞踊、料理など九つの分野で、正統な中国伝統文化を復興させることを趣旨としている。

 在日華人で画家でもある李園さんは、昨年の九大グローバルコンテストの油彩画部門で最高賞である金賞を受賞している。

(牧)

 (09/09/16 11:41)  





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