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中国の豪州企業買収投資、相次いで失敗へ

 【大紀元日本9月27日】豪国防省は24日、国家の安全に及ぶとの理由で、中国武漢鋼鉄公司による南豪州ウーメラ(Woomera Prohibited Area)禁止地区での磁鉄鉱の投資採掘は認めないと発表した。同日、中国の国営非鉄金属鉱山会社(CNMC)は、豪州リナス・コープ(Lynas Corp)社への買収を、豪政府から提示された厳しい条件で断念したと発表。中国による豪州での鉱業関連の大量買収・投資の失敗が相次いでいる。

 豪メディアの報道によると、今年6月、中国武漢鋼鉄公司は、南豪州磁鉄鉱の開発を目的に、豪ウェスタン・プレイン・リソース(WPR)社との合資を計画した。これまでの数カ月間、豪州政府と何度も話し合ったが、豪国防省は最近、国家安全の角度からこの投資プロジェクトを終止させた。

 豪政府が中国側のウーメラ地区への投資を拒否するのは、今年で2度目。 

 中国国有企業の五鉱集団(Minmetals)は今年2月、26億豪ドル(2028億円)で豪州OZ Minerals社の全株式を取得する実現案契約を締結したと発表したが、豪政府は6月に、五鉱集団がOZ Minerals社の他の資産買収は認めるが、同社が持つProminent Hill鉱山は南豪州のウーメラ禁止地区(軍の武器テスト場)にあり、ここが含まれる限り、本案は承認できないと通達した。

 また、中国有色鉱業集団(CNMC)の豪州企業買収について、豪州外国投資審査委員会はCNMCに対して、保有株数を50%以下にし、さらにリナス・コープの株主席数も少数に留めるよう求めた。これに対して、CNMCは、追加された条件は厳しすぎて受け入れられないとし、今回の買収を断念した。

 豪州メディアの報道によると、豪州国民ならびに政界は共に、中国による豪州の資源産業の制御権利の取得に強く反対しているという。

(翻訳編集・余靜)

 (09/09/27 05:00)  





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