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「タミフル」に耐性型ウイルス、一部地域で流行=WHO

 【大紀元日本9月26日】世界保健機関(WHO)は25日に、新型インフルの治療薬に耐性のあるH1N1新型インフルが、「すでに一部の地域で感染が現れた」と発表した。耐性のある新型インフルの症例発生地を明確にしていないが、世界では28件の症例が報告されたと示した。

 WHOが発信した速報の中で、「タミフル」の主成分であるオセルタミウイビルに対して、耐性ができた新型インフルの全症例の分析で、同じ部分の遺伝子による突然変異と明らかにした。しかし、症例数はまだ少ないため、世界各地に感染拡大した証拠はないと示した。

 WHOは、耐性のでき易い人は2つのケースがあるとした。 一つは、発病していない人がインフルエンザの治療薬を取った場、もう一つは長期にわたる免疫系統関連の持病のある患者。

 これらの人に対して、医療関係者は耐性のあるウイルスが出来ている可能性を想定し、必ず実験検査を行い適切な措置を施すように呼び掛けた。

 また、耐性のあるウイルスが発生した場合に、直ちに流行病学調査を行い、感染発生を確認し、コミュニティーへの監督を強化すべきだと示した。

 抗ウイルス薬服用で予防する効果は未確認であるために、WHOはこの予防法を推薦しなかった。今回は初めて、この予防法が薬に耐性をもたらすリスクを公表した。また、「タミフル」に対して耐性が出た場合に、もう1つ治療効果のある薬「リレンザ」に換えるよう勧めている。

 WHOは、抗新型インフルの薬使用が増加することから、今後は耐性ができるケースが増えるとみている。

 WHOの最新統計によると、9月20日までに、世界では191カ国または地域から新型インフルの感染確認が報告されており、少なくとも3917人が死亡。

(翻訳編集・余靜)


 (09/09/26 05:06)  





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