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善には善の報いがある

 【大紀元日本10月28日】

 中国山東省の張さんはとても正直で温厚な人、かつては野菜を売って生計を立てる貧乏生活をしていた。

 ある日張さんは路上で金塊の入ったカバンを拾った。落とし主はきっと心配しているに違いないと思い、その場で待つことにした。そして、かなり時間が経ってから、落胆した様子の人が現れ、張さんはその人が落とし主だと確認し、カバンを手渡した。

 落とし主は無情の喜びで、礼金を張さんに手渡そうとしたが、張さんは丁重に断った。

 ちょうどこの時、張さんの妻が弁当を届けにきた。事情を知り落とし主に、「金塊というのは聞いたことはありますが、見たことがないので、どんなものか見せてもらっても宜しいでしょうか」と尋ねた。落とし主はカバンを開けて金塊を見せた。妻は「なるほど、これが金塊ですね。どうぞ二度と落とさないようにしっかりとカバンを閉めてください」と答えた。落とし主はその場を去って行った。

 妻は張さんに、以前、野菜を掘り起こしていた時、土の中の壺にあたって、蓋を開けてみると、先の金塊と同じものがたくさん詰め込んであったのを覚えていると伝えた。二人はその場所に行き、壺をみつけ、資産家となった。

 壺に沢山詰め込んでいる金塊は、元々神様が張さん夫妻に用意したものだったようだ。そして、拾ったカバンは、二人の正直さを試すものだった。張さん夫妻が誠実さを行動で示したため、神様は金塊を二人のものにさせた。そうでなければ、なぜ他の人に壷をみつけさせなかったのだろうか?

 
『秋灯従話』より


(翻訳編集・豊山)


 (09/10/28 05:00)  





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