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70年間食通に親しまれてきた『グルメ』誌の廃刊が決定。不況によるリストラから免れることができなかった。(Getty Images)

米『グルメ』誌、廃刊へ

 【大紀元日本10月9日】5日、女性誌『ヴォーグ』などで知られる米出版大手コンデナスト・パブリケーションが、 70年間親しまれてきた『グルメ』誌など4誌の廃刊を発表した。不況を背景にした広告収入の落ち込みで、経営見直しをはかった末の決断だった。180人の社員が削減される。

 廃刊が決まったのは、結婚情報関連の『モダン・ブライド』『エレガント・ブライド』、育児誌『クッキー』、そして食とは何かを問いかけてきた『グルメ』誌。同社は経営コンサルタントであるマッケンジー社にコスト削減に関するアドバイスを依頼していた。購読者はオンラインに移行し、世界的な不況により広告収入は大幅に削減。むろん不況にあえぐ出版社はコンデナストだけではない。しかし、大手老舗であるだけに、その動向は目につきやすい。

 同社のもう一つの結婚関連誌『ブライド』は、2ヶ月に1回から毎月の発行とし、回数を増やす。ブライダル系の一本化がはかられたわけだ。また、カジュアルなアプローチでレシピやレストラン紹介を主流とする同社所有の食の雑誌『ボナペティ』も廃刊を免れた。不況を背景に「アメリカで最高のホットドッグ」などを特集し、発行部数は135万部。98万部の『グルメ』をはるかに上回る。食文化を追求し、一流のレストランやシェフを生み出してきた老舗の『グルメ』ブランドは今後、書籍や画像放映を媒体に継続されていく。

 廃刊発表前の2日、今後コンデナストはタイム・ウォーナー社所有のタイム・インクやハースト・コープなどと提携し、デジタル・ニューズスタンドを設け、電子ブックのような形で携帯を通して有料の情報を提供していくという動きがあると、ロイターが情報筋から入手している。

(編集・鶴田)

 (09/10/09 05:00)  





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