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核放射汚染警告標示

原子力建設現場から、放射線源一時紛失=中国四川省

 【大紀元日本10月16日】四川省にある中国国有鉄鋼大手「攀枝花鋼鉄集団」傘下のチタン製造業の子会社で10月はじめに、放射線源の一部を一時紛失していたことが明らかになった。

 中国メディアの報道によると、攀枝花市環境保護局が10月7日夜、設置中のあるCs137放射線源が設置現場から無くなっていることに気付いた。

 紛失が確認されてから、関連当局は緊急号令を発動、同市公安当局が合同捜査に乗り出した。12時間後に、市内の廃棄物回収所で見つかったという。当局は「民衆および周辺の環境への汚染はない」としている。

 地元紙「華西都市報」の報道によると、紛失した放射線源はV類放射線源に属する。危険性は極めて低いが、万一、ダーティー・ボム(dirty bomb、放射能兵器の一種)に利用された場合、危害がとても大きいという。

 捜査関係者によると、この放射線源は数十キロの重量があり、鉄の塊だと勘違いされて盗難に遭い、廃品回収所に売られた。公安当局はすでに容疑者を拘束したという。

 四川省環境保護局の緊急応援チームが発見現場で鑑定した結果、本物であり、外部の保護部に欠損がないことを確認した。発見現場周辺では放射線の漏洩は確認されなかったという。

 同緊急応援チームは、今回の一時紛失は、放射線源の設置作業の過程で起きたもので、作業に関わる中間業者が多く、安全管理に不備が生じたことが原因だと指摘する。

(翻訳・叶子)


 (09/10/16 08:37)  





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