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カササギは死んだ仲間を追悼して「葬式」を開き、悲しみを表すことができる (Clipart.com)

カササギの「葬式」

 【大紀元日本11月1日】

 闘争本能が強く、冷たい動物とされているカササギに、意外なやさしい一面があることが、研究で明らかになった。カササギは、仲間が死んだ際、「葬式」で弔い、悲しみの感情を表すという。

 10月24日付けの英紙『デイリー・メール』は、カササギの『葬式』に出会った米国コロラド大学の動物行動学者であるベコフ博士の「葬式」についての説明を掲載している。

 「4羽のカササギが、1羽のカササギの死体のそばに立っていた。そして1羽のカササギは死体まで歩き、くちばしで軽く死体をつついた。それはまるで死んだ仲間を撫でるようだった。それから元の位置に戻り、次のカササギが同じことを繰り返した。この儀式の後、1羽のカササギが飛び去り、1本の草を嘴にくわえて戻り、草をカササギの死体のそばにそっと置いた。他のカササギたちもまた順に同じことを繰り返した。最後に、4羽のカササギは死体に向かってしばらく『黙祷』し、飛び去って行った」

 ベコフ博士によるカササギの『葬式』に関する報告書は、多くの注目を集め、カササギ、ワタリガラス、カラスの似たような行動を目撃したという話が寄せられた。そこでべコフ氏は『Emotion, Space and Society』(情緒、空間、社会)という雑誌の中で「カササギがどうどういう気持ちや発想でこのような行動を起こしているかは分からないが、カササギが自分なりに死んでしまった仲間に別れを告げていることは否定できない」と執筆した。

 博士はまた、ケニアで象の群を観察していた時、1匹の身体の不自由な雌象を配慮して、他の象たちが行動しているところを目にしている。「その身体の不自由な雌象がどんなにのろくても、他の象たちはその象を見捨てることはなかった。しばらく歩き、足を止め、見回しながらその象が隊列に追いつくのを待っていた。他の象は負傷した自分の仲間を大切にしていることが分かった」

 動物は低級な生命だとし、感情を否定する見方に、べコフ博士は「動物も人間も感情を進化してきた。種族の生存の可能性を高めるからだ。それを否定するのは、よくない生物学だ」と主張している。

(翻訳編集・柳小明)


 (09/11/01 05:00)  





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