ブルームバーグ氏、選挙戦見直しへ 陣営関係者「撤退意味せず」

2020/03/04
更新: 2020/03/04

[マイアミ 3日 ロイター] – 2020年米大統領選で民主党候補の公認指名獲得を目指すマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、自身の今後の選挙戦を4日に見直す方針だ。ただ、同氏の陣営関係者は、撤退を意味するわけではないとした。

ブルームバーグ陣営の報道官ジュリー・ウッド氏は「どの陣営も今夜の結果を受けて見直しを行うだろう。来週も同様で、投票が行われた後には見直すものだ」と述べた。

別の陣営関係者はロイターに対し、ブルームバーグ氏が4日に大統領選から撤退する可能性があるとの指摘は正しくないと語った。

ブルームバーグ氏は民主党指名争いで、最初の4州の予備選・党員集会への参加を見合わせ、14州の予備選などが集中する3日のスーパーチューズデーから本格参戦するという斬新な戦略を採用している。

3日のスーパーチューズデーは、開票の途中段階の暫定結果によると、ブルームバーグ氏の得票はさほど伸びていないもようだ。

同氏は米領サモア(代議員数6人)で勝利する見込みで、この日の結果で配分が決まる一般代議員1357人の一部を獲得する見通しだが、州の候補者選びでは勝利できない可能性が高い。サモア以外では、コロラド州で数人の代議員を獲得する見通しとなっているほか、大票田のカリフォルニア州では開票の初期段階で2位につけている。

ブルームバーグ氏はフロリダ州で支持者を前に、「今夜、何人の代議員を獲得しようとも、われわれは誰もが不可能だと思ったことを成し遂げた」と述べ、「わずか3カ月で、われわれは世論調査でわずか1%の支持率から、民主党の指名獲得を争うまでになった」と強調した。

ブルームバーグ氏は「浮動票層」の間で健闘したとの見方も示し、「本選を決める有権者を獲得できることが示された」と述べた。どの有権者層に言及した発言かは不明だ。

*内容を追加します。

Reuters
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