【大紀元日本10月4日】フランスの労働・社会・家族・連帯省ナディーヌ・モラノ家族担当大臣は9月23日、家庭内暴力を予防するために、2010年より暴行傾向のある夫に対して「電気ブレスレット」着用を義務付けると発表した。
一般のブレスレットと外見や大きさは変わらない「電気ブレスレット」は、衛星測位システム(GPS)を用い、制御センターに情報を送信する。一方、妻の方には感知器が持たされ、夫がある距離まで近づくと信号が発信され、夫から暴力を受けるリスクを減少させる。逃亡ルートのナビゲーションも表示される。
情報筋によると、フランスでは毎年約2千組の夫婦間で家庭内暴力が発生しているという。2008年だけで156人の女性が家庭内暴力で死亡。2006〜2008年の2年間で、約33万人の女性が家庭内暴力に遭っている。
一方、昨夏から電気ブレスレット着用を義務付けたスペインのマドリードでは、ブレスレットの着用後家庭内暴力による死亡率が14%も減少したと評価している。
1つ9千ユーロ(約117万円)の高価な電気ブレスレットではあるが、仏政府は500万ユーロ(約6億5420万円)の予算を投入している。モラノ大臣は「われわれは婦女を暴行から保護する義務がある。電気ブレスレットはあくまでも道具。暴力を振るう傾向のある男性への心理治療とケアに力を入れていく予定だ」と説明している。
(記者・徳龍、翻訳編集・余靜)
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