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60周年記念の式典行事に臨む中国中央政府の指導者ら。中央に胡錦濤国家主席と江沢民前国家主席が並ぶ。(Feng Li/Getty Images)

60周年式典、胡錦濤 VS 江沢民の闘争の舞台に

 【大紀元日本10月4日】共産党政権樹立60周年を迎えた1日、厳戒態勢の敷かれた北京では10年ぶりの大規模な軍事パレードが行われ、胡錦濤・国家主席が閲兵した。毛沢東、鄧小平、江沢民に続く共産党第4世代指導者としての権威確立を強く印象付けた胡主席。しかし、天安門楼上から軍を見守る胡主席の隣には、江沢民・前国家主席(前中央軍事委員会主席)の姿があった。軍事パレードから夜の祝賀コンサートまで、江沢民氏は胡錦濤主席の隣から離れることがなかった。専門家は「江氏の健在ぶりと隠然たる影響力があることを示す」と分析する。

 中国共産党機関紙「人民日報」や「解放軍報」は、現体制の最高指導者がトップを飾るというルールを無視し、胡錦濤・国家主席と江沢民・前国家主席を左右に並列して掲載した。江氏が党内で依然として大きな権力を保持していることが示唆された。

 元中国共産党総書記・趙紫陽氏の秘書を務めた鮑彤氏は、この異例の報道形式を「共産党内部の権力闘争」の現れと見る。

 香港の有力紙「リンゴ日報」の論説では、60周年祝賀式典後、「胡VS江」の権力闘争が激しくなると予測する。また、同紙は、このような権力闘争は、中国の政治、経済、軍事に大きな影響を与えると指摘している。

 9月18日に閉幕した中国共産党第17期中央委員会第4回総会(4中総会)では、 江沢民元副主席を踏襲するかのように中央軍事委員会副主席に就任されると見込まれていた、習近平・国家副主席の人事が先送りされた。 一方、胡錦濤主席を軸とする共産党の下部組織、共産主義青年団(共青団)派の李克強副総理による、モンゴル国防長官との会見、中国共産党の聖地とされる井岡山への訪問などが注目されている。内部のこうした動きは、対立する権力を反映するものとして、注視されている。

(翻訳編集・楊J)


 (09/10/04 09:49)  





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