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中国国有石油会社の中国海洋石油総公司(CNOOC、中海油)の北京本社ビル(FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images)

中国石油大手、米油田に出資を発表 米政府の承認なるか

 【大紀元日本11月9日】中国の国有主要石油会社の中国海洋石油総公司(CNOOC、中海油)は先週木曜日、ノルウェー国営石油会社のスタットオイル(Statoil)が所有する米国メキシコ湾にある4か所の深海石油探査区プロジェクトに、一部出資すると発表。米国政府がこの出資案に同意すれば、米国の油田を開発する中国の国有企業が今後増えるに違いないと、米メディアは憂慮している。

 米メディア4日の報道によると、中海油は05年に、カリフォルニアに本社を構えるユノカル石油(Unocal)に対して総額185億ドル(約1兆6650万円)の買収案を出したが、米国政界からの強い反発によって失敗に終わった。今回、同社の米国メキシコ湾石油探査区への出資は再び人々の注目を集めている。

 近年、メキシコ湾における主要石油開発企業として、スタットオイルは在米子会社を通じて、米政府から多数の石油開発・採掘契約を取得している。

 しかし、石油会社が単独で一つの石油開発プロジェクトを進めるケースは稀で、開発パートナーとしてその他の石油企業と共同で行うのが一般的。2007年から08年までスタットオイルが米政府からメキシコ湾の4か所の石油探査区の開発権を得たときから、他の石油企業に対して開発パートナーとなる入札を始めていた。

 業界関係者によると、今回の買収案について、中国国有企業の中海油の落札額は他の世界大手石油企業よりも明らかに高いという。

 スタットオイルのスポークスマンが4日、第3四半期(7~9月期)の企業業績報告書を紹介したところによると、先月29日に同社は中海油との間で、買収案について合意に至った。現時点で、中海油は深海探査区のタッカー(Tucker)の20%株式、コブラ(Cobra)、クラカトア(Krakatoa)とロガーン(Logan)のそれぞれ10%株式を保有することになっている。

 同スポークスマンは、中海油の出資総額については明らかにしなかった。

 中海油が保有予定の石油探査区の株式は少ないが、中国の国有企業がそれらの株式を保有できること自体、非常に大きな意味を持つ。4年前、185億ドルのユノカル社買収案が失敗に終わってから、中国側は米国国内でのエネルギー開発方針に慎重になり、投資の重点をアフリカ、中東、南アメリカ及び中国国内の未開発油田に転じた。

 一方、石油探査区の出資・提携を成立させるには、米国内務省鉱物管理局(Minerals Management Service、MMS)の承認が不可欠である。鉱物管理局のスポークスマンによると、同局はまだスタットオイルからの開発権移転に関する申請書を受け取っていないという。また、同局はこれまでメキシコ湾において商業活動を行なっていない企業に対しては、開発権の移転許可をしないと示唆した。

 メキシコ湾で商業活動を行うには、中海油はまず米国で子会社を設立しなければならない。今後、中海油による今回の出資案に対して、米国政府当局の動向が注目を集めそうだ。米政府当局が批准すれば、中国共産党政権は今後同様な方法で、米国エネルギー開発領域において、その存在感を拡大していくと思われる。

(翻訳編集・張哲)


 (09/11/09 07:52)  





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