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曳山・珠取獅子(写真=大紀元)

「エンヤー」の掛け声に、秋を告げる「唐津くんち」=佐賀

 【大紀元日本11月8日】

 11月2日の宵山に始まった佐賀県唐津市の唐津神社秋大祭「唐津くんち」の本番となるお旅所神幸が3日に行われ、約26万人(唐津市発表)の見物客で賑わった。

 この日は9時半に唐津神社前から神輿と共にあでやかな14台の曳山(ひきやま)が次々出発した。漆の一閑張りと呼ばれる技法で製作された巨大な曳山が、笛・太鼓・鉦(かね)の囃子にあわせた曳子(ひきこ)たちの「エンヤー、エンヤー」の掛け声と共に、唐津市内の旧城下町を練り歩いた。

 「くんち」とは、九州北部における秋祭りに対する呼称で収穫を感謝して奉納される祭である。語源は、旧暦の9月9日(重陽の節句)、9月19日、9月29日に行われた祭であることから「九日(くんち)」という呼び名が定着したという説があり、長崎など、この説を有力としている地区は多い。唐津の本来の「くんち」も、唐津神社の縁起にあわせて旧暦9月29日の本祭(現在の本殿祭と神幸祭(御旅所神幸)とからなる)を中心として営まれていた。

 祭りの主役である曳山は、一番曳山(いちばんひきやま)の「赤獅子(あかじし)」が文政2年(1819年)に奉納されてから、明治9年(1876年)までに15台が製作されているが、うち1台は消失し、今日奉納されているのは14台である。

 昭和55年(1980年)には「唐津くんちの曳山行事」が国の重要無形民俗文化財に指定された。世界的にも類を見ない豪華な漆の工芸品の曳山は、現代の制作費に換算すると1〜2億円に上るといわれ、世界的にも大きな注目を集めている。

曳山・鯱(写真=大紀元)

曳山・酒呑童子と源頼光の兜(写真=大紀元)

(貞包)


(09/11/08 05:00)



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