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成語典故(図:柚子)

【才高八斗】 文才が非常に優れていることの喩

 【大紀元日本11月28日】

 謝霊運(シェリンユン)は中国晋・宋時代の詩人で、また「謝康楽」とも後世の人々に呼ばれていた。謝氏は東晋の時代から宋の時代にわたる名門の弟子で、幼い時から英才教育を受け、才能と学問は共に優れており、早くから高く評価されていた。謝氏は成長してから、政界で成果を挙げようと意欲満々だったが、才能が抜群であっても志が遂げられなかったため、却って自分の才を頼りに衆人を眼中にもおかないような態度を現わすようになった。

 謝氏はかつて、天下の文才を一堂に集め、その才能の総合を1石(現在100リットル)とすれば、曹子建氏(曹植、曹操の3番目の息子)の文才は1人で8斗(80リットル)を占め、自分が10リットルを占め、他の全員で10リットルを占めると高言した。

 謝氏の言葉は、表面上では曹植の文才に及ぶ人はいないと尊敬しているようにみえるが、実際には天下の全ての文才を集めても自分1人に勝ることは出来ないと風刺した。後世では「才高八斗」は文才が非常に優れていることの喩になった。

 『正見ネット』より

(翻訳編集・豊山)


 (09/11/28 05:00)  





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