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広東省韶関市で発生した土地収用補償問題をめぐる官民流血衝突事件で、警官と対峙する村民(ネット写真)

土地強制収用、官民流血衝突=広東省韶関市

 【大紀元日本11月9日】広東省韶関市翁源(おうげん)県では先月30日、政府の土地収用補償問題をめぐり、村民と警官の流血衝突事件が発生し、村民複数が負傷した。地元政府は事件に関わった村民を逮捕すると発表した。

 現地村民の話によると、翁源県政府はダム建設を理由に、同県陂下村の農地約81ヘクタールを、合法的な手続きを踏まずに、格安の値段で強制収用した。村民は政府側の低い補償金額に同意できず、政府が工事を停止するよう、土地収用協議に異議を何度も申し立てたが、無視されたままの状態が続いている。

 目撃した村民によると、10月30日午前8時頃、翁源県県長が政府関係者、公安警察、身元不明者約300人を率い、村民の家屋を強引に取り壊そうとした。当局側は警棒、ハンマー、鉄棒で、抵抗する村民らに殴りかかり、村民らは石で応戦した。双方は昼の12時まで対峙した。

 村民の官さんは「われわれの土地は先祖代々が残したもので、県政府の収用土地範囲に入っていない。村の同意を得て、古い家屋を新しく建て直したばかりなのに、今度は取り壊される羽目になった。政府は、我々に新しい土地を分配するというけれど、何の書類もない」と訴えた。

 村民らは農地を失い、農業が営めず生計を立てる術もなく、補償もないため途方に暮れていると官さんは語る。地元政府は安価で強制収用した土地を、数十倍の高値で売却しており、その上村民にはわずかな補償金額しか支払われていないということが不満を募らせた一因だという。

村民と警官の衝突現場(ネット写真)

負傷した村民(ネット写真)

ハンマーなどの武器を持つ警官(ネット写真)

ハンマーなどの武器を持つ警官(ネット写真)

現場で指揮を執る副県長(ネット写真)

(記者・顧暁華、翻訳編集・余靜)

 (09/11/09 08:28)  





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