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ゲンノショウコの花(撮影=ハナビシソウ2009年10月)
 

【草木染めの植物】現の証拠(ゲンノショウコ)

 【大紀元日本11月20日】

 日当たりの良い山野に自生するフウロソウ科の多年草。日本全土、朝鮮、台湾に分布し、昔から民間薬の代表的な植物で、薬用としても栽培されています。夏の土用の頃から10月頃まで、白や淡赤紫色の花が咲き、後に種が上向きにつきます。根を除いた全草を陰干しして使用します。中国で同種の生薬が老鶴草(ろうかくそう)です。若葉はキンポウゲ類などの有毒植物に良く似ているので、食べる時は注意が必要です。

 【薬用効果】

 現の証拠は飲みすぎても便秘・下痢などの副作用がない、健胃整腸剤で、食あたり、下痢、慢性胃腸病に有効です。一日量は乾燥物20gを煎服します。胃腸の弱い人は一日量約10gをお茶代わりに飲めば、利尿の目的に、また胃潰瘍などにも有効です。煎液を塗布するか浴料にすれば腫れ物、しもやけに効き目があります。

 老鶴草は全草をリウマチ、解熱、下痢止めに煎服します。

 【食用】

 春に若葉を摘み茹でてアク抜きしてから調理します。辛し和え、天ぷら、煮物にします。

 【染色用】

 花の咲き始めた頃刈り取って陰干しします。水から煮出して染液とします。アルミまたは錫媒染で黄土色、鉄媒染で鼠色に染まります。

 

ゲンノショウコの全景(撮影=ハナビシソウ2009年9月)

(文・ハナビシソウ)


 (09/11/20 05:00)  





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