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クコの花(撮影=大紀元2009年9月)

【草木染めの植物】枸杞(クコ)

 【大紀元日本12月3日】

 道端に生えているナス科の落葉低木。葉の付け根にはトゲがありますが、夏には青紫色のかわいい花を、10月頃には赤い実をつけます。古くから若葉を枸杞茶や食用に、果実を枸杞酒作りに使っています。そして、根皮を乾燥したものは地骨皮(じこっぴ)、葉を乾燥したものは枸杞葉(くこよう)、果実を乾燥したものは枸杞子(くこし)という重要な生薬です。

 【薬用効果】枸杞子は肝・腎・肺に働き、滋養強壮作用があります。めまい、視力減退や体のだるさに、また、慢性の咳に有効です。一日量は乾燥物3~9gを煎服します。地骨皮は肺・肝・腎に働き、盗汗や持続する微熱を治め、止血作用もあります。一日量は乾燥物6~12gを煎服します。

 【食用】若芽を生で汁の実、天ぷらにします。また、茹でてお浸し、和えもの、煮浸し、油炒めにします。果実は酸っぱい味がしますが、乾燥すれば保存でき、薬膳粥として滋養のために常食しても良いです。

 【染色用】若葉をアルカリ性の水に入れて熱し染液とします。染液は冷後、中和して、糸や布を煮染します。アルミ、銅、鉄媒染どれも薄緑色に染まります。

クコの実(撮影=ハナビシソウ2009年10月)

(文・ハナビシソウ)


 (09/12/03 05:00)  





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