気軽に楽しむアンサンブル(第3回):濁世清蓮

【大紀元日本7月1日】「天音」歌曲集から選んだ曲と、手軽に楽しめるアンサンブル用の楽譜を紹介します。第3回は「濁世清蓮」です。

[1]歌の解説


水晶無瑕 出北國,
清蓮濁世 臨邪惡。
一朝得法 頭可斷,
弟子志堅 志堅不可奪。
寒星夜沈 始生輝,
楚壁玉斷 方顯色。
捨身唯願 呼善良,
正氣浩然 浩然建威徳。

(日本語訳)
瑕なき水晶が北国を出で、
清い蓮が濁った世で邪悪に遭う。
一朝に法を得たなら断頭も辞さず、
弟子の堅い志は奪われえず。
寒星が夜更けに輝き始め、
楚壁玉断、今まさに顔容を顕す。
身を捨ててでもただ善良を呼び起こしたい、
正気浩然として、威徳を建てる。


この曲の題名には、「大法弟子、趙しん(しんは日偏に斤)に献上する」という副題がついています。趙しんさんはハルピンの出身。北京工商大学経済学院の教師でした。2000年6月19日、公園で法輪功を煉功していたことで不法に逮捕され、北京海淀公安分局の看守所に不当に収監されました。

そこで警官たちから暴行を受け、瀕死の重体となって6ヶ月間苦しみ続け、2000年12月11日に息を引き取りました。この歌の歌詞は、暴行を受けて苦しみながらもなお、法輪大法を堅く信じ続け、病床を見舞う親戚たちに真相を伝え続けた趙しんさんを称える歌です。

なお、この曲の演奏はこちらで楽しむことができます。

[2]楽譜の解説

今回は「気軽」というわけにはいきませんが、吹奏楽部でよく使われる楽器向けにアレンジしました。

編成1:ボーカル(女声)1、クラリネット1、フルート1、トライアングル1

編成2:ボーカル(男声)1、フルート1、バリトンサクソフォン1、トライアングル1

編成3:クラリネット1、フルート1、バリトンサクソフォン1、トライアングル1

(編成3では、ボーカルのパートをクラリネットで演奏します。)

バリトンサクソフォンの代わりにユーフォニアムを配するのもよいでしょう。

なお、楽譜は下のファイルをダウンロードして、拡大してお使いください。

濁世清蓮(楽譜)