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予測情報隠ぺい 四川大地震被災者ら、国家地震局を告訴

 【大紀元日本12月19日】昨年5月に中国四川省で発生した大地震の被災者らはこのほど、地震発生前に複数の専門家から寄せられた地震予報を公表しなかったとして、国家地震局を職務怠慢の容疑で告訴した。

 原告は、震災でわが子を亡くした親2組。地震局に対し、公の場での陳謝と損害賠償の支払いを求めている。訴状には、複数の地震専門家が事前に地震を予測し、国家地震局に報告したとされる事例が挙げられた。

 関係者によると、訴状は15日に、北京市第一中級人民法院(日本の地方裁判所にあたる)に提出された。内容が多すぎるとの理由で、修正後再提出することを裁判所から言い渡されたという。

 四川大地震後、インターネットなどでは、中国地震局が事前に予報を受けながら公表しなかったとの情報が流れていた。それに対し、国家地震局は、「地震前にいかなる予測情報も受けていない」、「地震の予報は世界においても難題である」などのコメントを発した。

 一方で、地震発生後、専門家チームを結成して強い余震を3回ほど予測成功したとされる国家地震局の元研究員・汪成明氏は後に、「四川大地震の予測について、真っ向から対立する2種類の意見」と題する文章を公表した。その中で、専門家たちが事前に同地震の発生を予測していたとして、20数件の実例が挙げられた。そして、それらの予測情報は国家地震局に報告されたが、まったく相手にされなかったという。

(翻訳編集・叶子)


 (09/12/19 07:55)  





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