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北京の街頭に積まれた家庭用石炭(FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images)

中国東部:石炭・木材の燃焼で、発ガンリスク高まる=米科学誌

 【大紀元日本12月14日】中国東部の住民は、西部の住民に比べて肺がんに罹るリスクが高いという調査報告が、機関誌「米国科学アカデミー紀要」に掲載された。これによると、東部では住宅や工場で多くの石炭や木材が燃やされるため、発がん物質である多環芳香族炭化水素(PAHs)のレベルが高まるためだ。

 カナダの環境空気リサーチ部門と中国の科学者は共同で、中国各地のPAHsのレベルを測定した。その結果、中国の東部、特に華北地区、四川盆地東部および貴州の一部地区でPAHsの排出量が高いことが分かった。PAHsは発がん性物質の一つで、石油や石炭を燃やした時に空気中に発散される。

 これらの地区は中国全土の12%しか占めていないが、バイオマス燃料の使用量は全国の48%を占める。また、これらの地区は工業用石炭の消費量が全国の66%を占めており、特に炭鉱が盛んな山西省は、PAHsの排出量が全国でトップ。これに比べ、チベットから内モンゴルなどの中国西部ではPAHsの排出量が少ないことが分かった。

 中国の一部の家庭はクリーンな燃料に切り替えているが、70%以上の家庭では今でも石炭、木材、家畜の糞といったバイオマス燃料が利用されている。換気扇もない室内で炊事や暖を取るため、空気の汚染による肺がんのリスクが指摘されている。

 中国のPAHs排出量は2004年の時点で11・4万トン。世界総排出量の29%を占めている。

 
(翻訳編集・坂本)


 (09/12/14 07:20)  





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