THE EPOCH TIMES

英国バイリンガル子育て奮闘記 クリスマス版(上)

2009年12月14日 05時00分
 【大紀元日本12月14日】

 サンタさんが来た

 子供を交えてのクリスマスというのは、サンタさんと出会えるので楽しい。

 3月生まれの娘にとって、最初のクリスマスというのはそれほど記憶にないと思う。わずか9ヶ月の時、いつもの通りにマザーズ&トドラーズのグループに連れて行ったら、突然、廊下からベルをチリンチリン鳴らして,ホーホーホーと叫ぶ声が聞こえた。大人が皆、びっくりした顔をして「だれ?」と真剣に息をこらして廊下の方を見る。別に一緒に演劇学校に通ったわけでもなく、予行演習をしたわけでもないのに、行きがかりのお母さんたちの呼吸がぴたりと合う。(サンタさんの威力はすごい!)

 すると、恰幅の良いボランティアの伯父さんがサンタさんになりきって、部屋に入ってくる。2才前後の子供は慣れたもので、サンタさんの膝に座ってチョコの一つでももらおうと勢いづいているが、初めての娘は、知らないおじさんがいきなり入ってきてびっくり。とても近づいていく様子ではなかった。

 翌年のクリスマスからは、私も趣向を凝らし始めた。サンタさんは煙突から入ってくるわけだが、家には、かつて煙突につながっていた暖炉にガスストーブが収まっている。さて、サンタさんはどこから入るのだろう?ま、いいか。そこまで深く悩まなくても。 日本からのおもちゃとかもイギリスのサンタさんが持ってきてくれるのだろうか?もちろん。サンタさんは、スーパーマンでスーパートナカイに引っ張られて、日本の親戚の家からプレゼントを受け取り、イギリスの片隅の家まで運んできてくれるのだ。

 というわけで、我が家に来るスーパーサンタさんは、 日本やイギリスから「アンへ」と受け取ってきたプレゼントを、真っ白の枕カバーの中に、いっぱい詰め込んで、24日の夜中、みんなが寝静まった頃、そ〜っと入ってくる。25日の朝、 不思議な袋がガスストーブの前に置いてあるのを発見して、私が本当にびっくりしてみせたら(前年のクリスマスで、他のお母さんの態度から要領は得ていた)、まるで時限爆弾でも見るかのように、娘は恐がってさわろうとしない。親の手を引っ張って、リボンをほどかせて、なりゆきをじっと見守っていた。

 (続く)

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