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北京の胡同(フートン)にある古い建物に取り付けられた電気メーター(Andrew Wong/Getty Images)

中国の電気メーター、75%に誤差 電力会社が違法徴収

 【大紀元日本12月2日】国営「中国電信電力会社」がここ2年間、国民から50億元(約600億円)の違法徴収を行っていたことが、中国国家技術監督局による電気メーターの検査により分かった。

 中国紙「羊城晩報」の報道によると、最近、電気料金の支払いが以前より増えたことに気づいた市民から電力会社への問い合わせが殺到し、問題が露呈した。同じビルで共用する総合メーターの数値は、個別メーターの数値の合計となるはずだが、そこにかなりの誤差が出ていたのだ。

 測定数値の誤差問題が発覚してから、中国国家技術監督局は全国17の省で製造された34種類の電気メーターをランダムに選択し、抜き打ち検査を行った。その結果、約75%のメーターに誤差が生じることが分かった。検査したメーターのうち、多くは10%くらいの誤差が生じ、最大のものは28%。現在、中国で多く使用されている電気メーターでは、誤差のために10~28%電気料金を余分に支払っているという計算になる。

 通常、メーターの測定誤差が前後2%であれば合格製品と判断される。電力会社は各製造企業から電気メーターを購入し、利用者の住宅に取り付ける仕組みになっている。同紙の報道によると、一部のメーター製造企業は、電力会社の要求により、誤差の出る電気メーターを「作らざるを得なかった」ことを明らかにした。誤差が出れば、より電力会社の収入が増えるからだ。

 今回の電力会社による違法徴収について、同社が全てのメーターの購入、取り付け、検針を担っており、それを監督する組織がないことが原因ともいわれている。

(翻訳編集・余靜)


 (09/12/02 07:42)  





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