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演習に参加するインド海軍のK48護衛艦(SAMPANTHAKY/AFP/Getty Images)

インド:海軍強化計画 中国の勢力拡大に対抗

 【大紀元日本12月5日】インドのニルマル・ヴェルマ(Nirmal Verma)海軍将官は、2日、インド洋に勢力を拡大する中国に対抗するため、インド南部海岸の海軍を強化すると発表した。

 勢力拡大を宣言するインド

 海軍将官は、インド洋の海事利益を守る計画を作成中で、他国の海軍勢力に対抗するため、今後数年で、駆逐艦、戦闘機、航空母艦など新たに40隻の軍艦を購入し、これまでの古びた艦隊から脱皮し、海軍の大規模な近代化をはかる意向を示した。

 記者会見の席で、ヴェルマ海軍将官は、インド洋で勢力拡大をはかる中国を意識して、「インド洋地域における海事利益を我々は見定めており、インド海域を掌握する能力を実現化する方法を検討しているところ」と答えた。

 現在、インド洋地域の状況や中国の軍艦の配備状況を調査中で、「インドにはインドの軍備があり、インド海洋地域、さらに広域にわたるインドの海事利益を守るよう、現在査定している」と語った。

 インドは世界最大の武器輸入国の一つに数えられる。政府は旧ソ連時代の兵器庫を最新化するために、今後5年で300億ドル以上の予算を組んでいる。

 中国の動き

 インド洋海域に留まらず、国境紛争をめぐる中印間の関係は緊迫化している。インド空軍のトップは最近、パキスタンより中国の脅威が大きいとまで発言している。

 中国は、「真珠の数珠つなぎ」と呼ばれる政策の一環として、インドを包囲しており、パキスタンのグアダル港、スリランカのハンバントタ港、ミャンマーのヤンゴン港などにみられるように、インド隣国に監視塔を設置し、情報収集を行っている。

 中でもスリランカは、石油輸送船のルートに位置し、中国の石油需要の80%、インドの石油需要の65%が通過している。インド洋海域は、中国のエネルギー需要を満たす要地にあたる。

 中国の公示防衛予算は、過去20年にわたり2ケタの増加率を継続しており、今年の予算は、4807億元(700億ドル)に上っている。しかし、実際の軍事費はこの数字をはるかに上回ると多くのアナリストが指摘している。

 中国人民解放軍は、ハイテクを備えた敵に対抗し、短期の激化した紛争に対処できる近代化された軍に生まれ変わっている。現在は、航空母艦の造船を検討中という。

(翻訳編集・楊J/鶴田)

 (09/12/05 08:18)  





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