印刷版   

(Andreas Rentz/Getty Images)

【伝統文化】 誠実で約束を守ることは「真」の現れ

 【大紀元日本12月31日】

 郭汲(グォジー)、字名は細俣(シーホゥ)、東漢時代に「太中大夫(タイゾンダイフ」という高い官職に就いていた。郭汲は徳行修養を重んじ、誠実で約束は必ず守ることをモットーとし、当時の人々から尊敬され称賛されていた。史書にも郭汲が約束を守ることを称える内容が記されているほどである。

 郭汲が並州に赴任した期間中、西河の美稷(メイリン)県に用事で出かけた時のことである。美稷県の地元の子どもたち数百人が彼の来ることを聞き、全員竹馬(昔の子どもたちの遊びで、馬の首を模した人形を竹の先につけ、跨って遊ぶ)に乗って、郭汲を迎えるために城の入口で待っていた。郭汲は子どもたちに「君たちが遠くからわざわざここまで来たのは何のためでしょう?」と聞くと、子どもたちは「郭汲太中大夫が来ることを聞き、とても嬉しくなったので出迎えに来ました」と答えた。郭汲はその場で子どもたちにお礼を言った。

 郭汲が用事を済ませた後にも、また子どもたちは郭汲を見送った。子どもたちは郭汲に「次回は何時来られますか?」と聞くと、郭汲は随行員に予定表を渡し次回同じ場所に来る期日を計算してもらい、子どもたちに告げた。

 ところが、郭汲が再び同じ場所を訪ねた時は、子どもたちに教えた期日より1日早かった。郭汲は子どもたちに約束したことを守るために、わざわざ城の外で一晩野宿してから城に入ったという。

 誠実で約束を守ることは「真」の現れであり、誠・信を極めることは人を感動させ感化させることができる。高官に就いている郭汲は相手に対して、身分の高い低いなどは区別せず、子どもからの質問に対しても丁寧に対応する。約束した子どもたちに対して、自ら野宿してでも決して約束を破ることはしない。これも郭汲がなぜ大勢の子どもたちに尊敬され歓迎されるかの原因である。

(翻訳編集・豊山)


 (09/12/31 05:00)  





■関連文章
  • 頭をはっきりさせよう(09/12/21)
  • 善には善の報いがある(09/10/28)
  • 誠実の価値、代え難い無上の宝(09/09/07)
  • 「誠実」は信頼をかち得る(08/10/05)
  • 中国当局、外国メディア数社のサイト封鎖一時解除(08/08/04)
  • 五輪報道自由の約束不履行で、中国当局を非難=国境なき記者団(08/06/27)
  • 米国:ユニークな新聞広告で、母親が一夜で有名人に(08/01/16)
  • ポーランド新大統領:カチンスキ氏が就任(05/12/24)