印刷版   

中国自由文化運動団体の袁紅氷氏と面会するダライラマ14世

ダライ・ラマ、中国自由文化活動家と面会:「中国の歴史文化は壊滅の危機に」

 【大紀元日本12月9日】豪州のメルボルンで3日開幕した世界宗教会議に出席するために豪州を訪れたダライ・ラマ14世(74)は、豪州を拠点に活動する中国自由文化運動団体のメンバーと面会した。民族の存続における文化の重要性を強調、中国文化について、「中国は数千年の文化を有し悠久な歴史を持つ。この数千年の文化は人間の善の心を育てるものだが、今では、この貴重な文化はほとんど没落・壊滅させられた」と指摘した。

 中国自由文化運動団体は、海外独立派の中国文化人が06年、共産党の統治によって壊滅させられた文化の自由精神を復活させる目的として豪州シドニーで設立させたもの。2日に、同団体のリーダーで、北京大学元法学教授袁紅氷氏などのメンバーと面会したダライ・ラマ14世は、同団体が提唱する文化の自由精神運動は、「人々の善と愛の心を育てることができ、政治ではなく真の文化活動である。人間は生まれつき善良な本性を持ち、それに加えて、人文・風習および伝統価値を学べば、人類の発展に非常に有益である」と評価、「完全に支持する」と示した。

 また、同団体が提唱する自由精神のある文化運動とは対照的に、共産党中国は自国民に「階級闘争」の精神を教え込み、人と人の間に「怨恨と怒りを作り出した」と指摘した。「中国には数千年の文化を有する悠久な歴史がある。しかし、いまでは、この貴重な中国文化はほとんど没落・壊滅させられた」と話した。 

 中国の歴史文化を壊滅させただけでなく、共産党当局はチベット仏教文化を破壊し、チベット人をコントロールしようとしている、とダライラマ14世は述べた。「中国当局は、チベット人は独立を求めているのではないということをはっきりと分かっているにもかかわらず、チベットは国家分裂を行っていると宣伝し続けている」。共産党統制前のチベットには8千人あまりの僧侶がいたが、いまは70数人しかいないと説明、チベット仏教文化は非常に厳しい局面に差し掛かっていると懸念を示した。

 ダライ・ラマ14世は更に、中国当局に対し、メディアへのコントロールを緩和し、政権運営の透明度をアップさせるよう呼びかけた。「中国の国民には真相を知る権利がある。自分の認識で物事を判断する権利を有しているからだ」

(記者・夏雨、翻訳編集・叶子)


 (09/12/09 08:21)  





■関連文章
  • 【党文化の解体】第3章(27)(09/12/04)
  • 5年間で6000万人の魂を救った一冊の本(09/12/03)
  • その霊魂を映し出す写真 渋谷でチベット仏教写真展(09/12/02)
  • 【党文化の解体】第3章(26)(09/11/20)
  • ダライ・ラマ、インド・タワン訪問 中印関係が浮き彫りに(09/11/17)
  • 【党文化の解体】第3章(25)(09/11/15)
  • ベストセラー『上海の長い夜』の著者・鄭念氏を偲ぶ(09/11/15)
  • 【党文化の解体】第3章(24)(09/11/04)
  • ダライ・ラマ、中国のチベット政策を非難(09/11/01)
  • 【正しい箸の持ち方】(09/10/29)
  • ダライ・ラマ、中印国境訪問の意向 中国は反発(09/10/27)
  • 【党文化の解体】第3章(23)(09/10/24)
  • ラサ弾圧事件で、4人に銃殺刑執行(09/10/24)
  • ラビア氏再び訪日 中国当局、「強烈な不満」(09/10/22)
  • 【党文化の解体】第3章(22)(09/10/20)