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秦の始皇帝の時代に 神から伝わった文字

作者:史清

 【大紀元日本12月14日】

 中国古代に王次仲(ワン・チゾン)という仙人がいた。周の時代の終わり、各国は互いに戦争をし、政客は各国でそれぞれの政見を説いて回っていた。大夏小夏山(ダシャシャウシャサン)に住んでいる王次仲は、当時流通していた篆書(てんしょ)は書きにくく時間もかかり、人々が短時間で学び得られるものでもないので、とても不便だと感じていた。今の天下はこんなに混乱している。しかし、こういう時こそ文字の普及が重要だと考え、篆書を書きやすい隷書に改造した。

 秦の始皇帝が天下を統一してから、王次仲は文字を改革し大きな功績を立てたと評価され、秦の政府に招聘された。しかし、王次仲はそれを断った。これに対して、始皇帝が激怒し、「各諸侯国を征服し、天下を統一した私の命令に服従しない者はどこにもいない。王次仲はたかだか書生であり、皇帝の命令に反抗するとは傲慢極まりない。再び彼を呼び出し、来なければ、法律と紀律を正すために彼の首を取ってきなさい」と使者を派遣した。

 使者は山に入り王次仲に会い、始皇帝の詔を告げた。しかし、王次仲は話を聞いた後、一瞬にして大鳥に変身し飛んで行った。使者は驚き、恐れながらしゃがみ込んで、大鳥に向かって泣きついた。「王さまが飛んで行ってしまいますと、私は皇帝にどう伝えればよいのか分かりません。私の命はきっとなくなります。どうか、ご憐憫下さるようお願いします」と。大鳥は空中で何回か旋回してから、3本の羽毛を落とした。使者はその3本の羽毛を拾い戻った。

 元々修行や仙人の道(どう)を求め好む始皇帝は、王次仲が既に仙人になったことを聞き、とても悔しく残念で仕方がなかったそうだ。

 王次仲が大鳥に変身した山が「落翮山(ルォーヘァサン)」(現河北省古幽州)といい、今でも地元の人々が王次仲を祭っている。この歴史から、中国古代の文字や文化は、神が直接人間に伝えたものであることが分かる。中国古代は神と人間が同じ社会に存在しており、すべてが歴史の案配であることを物語っている。

 資料元:『仙伝拾遺』より

 (09/12/14 05:00)  





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